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自衛隊では、年に1回体力検定が実施されます。
体力検定で測定される種目は、腕立て伏せ・腹筋・3000m走です。
それぞれの種目のやり方(測定方法)から級表まで紹介していくので筋トレに役立ててみてください。
目次
自衛隊の体力検定とは?
そもそも体力検定とは、
全自衛官が毎年1回以上実施し、各年齢区分ごと定められた基準に到達することが必要な検定のことです。
もちろん陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊で実施されます。
実施種目としては、
- 腕立て伏せ
- 腹筋
- 3000m走
になります。
すべての種目に対して1~7級が設けられおり、ひとつでも落とすと級外扱いになります。
これはどういうことかというと、例えば腕立て伏せ2級、腹筋2級でも3000m走で3級だった場合は、体力検定3級扱いになるということです。
なのですべての種目で満遍なく点数を上げておく必要があり、バランスが求められます。
腕立て伏せ
腕立て伏せは2分間で実施回数を数えます。
腕立ての姿勢としては、
- 両手の間隔は、肩幅よりやや広くとる。
- 手のひらは内側に向ける(「ハの字」をつくる)
- 腕は、床面に対し垂直に立て、肩から足首までの線は、一直線となるよ うに体を保持する。
- 両足の開き幅は、肩幅までとする。
となっています。
屈腕の際には、
- しっかり下がっていない
- 体が一直線になってない(腰が先に上下している)
- ひじを伸ばしきってない
とカウントしてもらえないので注意しましょう。
休憩もできますが、ひざを床面につけたり、手や足を床面から離してはいけないです。
その時点で失格になります。
腹筋
腹筋も2分間での実施回数を数えます。
腹筋の姿勢としては、
- 両手は、指を重ね(指を組まない)後頭部に軽く密着させる。
- 両足は、肩幅に開き、ひざを90度に曲げる。
- 上体は、肩甲骨の下部が床面に触れるまで倒す。
- 補助者は、被測定者の前に位置し、被測定者の両足首を両手でしっかり 押さえる(つま先及び足の甲を押さえてはならない)。
- 上体を起こした姿勢 両ひじが下肢部に軽く触れるまで上体を起こす。
となっています。
ただし、
- 両手の指が離れている。
- 両手が後頭部から離れている。
- ひじが下肢部に触れていない。
- ひざを直角(90度)に保持していない
といった場合にはカウントされません。
測定の間、上体を起こした状態(両ひじが下肢部に触れた状態)で休憩できます。
休憩中に両手を後頭部から離してはいけません。
3000m走
測定コースはトラック又は平坦な3Kmの走路となっています。
測定方法は、
- スタートは、スタンディングスタートとする。
- 測定時間は秒単位とし、秒未満は切り捨てる。
となっています。
周回コースとなっている場合がほとんどです。
体力検定の基準&級表
最後に、男女別で体力検定(腕立て伏せ、腹筋、3000m走)の点数を紹介します。
まず、各種目の等級は次のようになっています。
体力検定で1級を取るためには、各種目で最低94点以上を取る必要があります。
次に紹介する等級区分は、15~24歳及び25~29歳の男女を対象とした場合です。
腕立て伏せ、腹筋の回数、3km走のタイムが一覧になっています。
体力検定1級から7級まで男女、年齢別の表が続いているので参考にしてみてください。
体力検定1級 (94点以上)
体力検定2級 (86〜93点)
体力検定3級 (78〜85点)
体力検定4級 (73~77点)
体力検定5級 (68〜72点)
体力検定6級 (60〜67点)
体力検定7級(45〜59点)
例えば、体力検定1級は得点が94点以上なので、
15〜24歳の場合、
- 腕立て伏せ 82回〜
- 腹筋 80回〜
- 3km走 10’38″以下
の記録を出す必要があります。
反対に、何か1つでも44点未満の場合は、体力検定で級外となり、落ちることになります。
自衛隊の体力検定の実施要綱については、こちらに載っているので詳しく知りたいって方は読んでみてください。
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教育隊では、体力錬成もあるので、しっかりと自分が自衛官の適性があるかどうか見極めておきたいところです。
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