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無職やニート、フリーターから自衛官になれるのかについて分かりやすく経験をもとに解説していきます。
結論を言うと、無職やニート、フリーターでも32歳までであれば自衛官になれます。
特に最近では、自衛官の採用年齢が32歳まで引き上げされたことや、自衛官が不足していることもあって入隊しやすい風潮が続いています。
しかし、だからといって闇雲に自衛隊に入ることはオススメしません。
その理由も後述します。
無職やニート、フリーターから自衛官になる
自衛隊に入隊する際には、職歴がなくても大丈夫です。
職歴よりも、これから自衛官になって何をしたいかが重要視されます。
無職やニート、フリーターから自衛官になるメリット
改めて職歴がない第二新卒や既卒、無職やニートから自衛官になるメリットについて挙げてみると、
- 特別職国家公務員
- 夏冬のボーナス
- 定期的な昇給
と民間にはない公務員ならではの待遇があります。
また、自衛官になるのに学力はそこまでありません。
健康状態が良好であれば、公務員になれるのである種の救済措置にもなっています。
最近では格差も進んでおり、非正規雇用から正社員になるのも難しくなっています。
特に日本では、男性のうち5人に1人非正規雇用です。
令和2(2020)年における非正規雇用労働者の割合を見ると,女性は54.4%,男性は22.2%であり,いずれも前年に比べて低下した。 内閣府男女共同参画局
また、日本で人手不足となっている業界はブラックばかりです。
- 募集されているのは離職率の高い介護、建設業、飲食業
こうしたところで就業をするよりも、昇給やボーナス、福利厚生のきっちりしている自衛隊で働くという選択は理にかなっています。
そもそも自衛官に元ニートやフリーター、無職っているの?
よく自衛官候補生や一般曹候補生で入るには高校、あるいは大学を出てから新卒で入るのが普通みたいな風潮がありますが、これはウソです。
既卒でも普通に入れます。
基本的に自衛隊では、これまで何をやってきたかよりもこれから何ができるか、何をしたいのか、に重点を置いています。
なので、既卒であっても気にする必要はないです。
そして自衛官に元ニートやフリーター、無職はいるのか?という疑問についてですが、
自衛官にも元ニートやフリーター、無職はいます
実際に僕が一般曹候補生としてその昔入隊した頃(4月)には、体感として
高卒:8割
大卒:1割
その他:1割
くらいでした。
高卒の人たちが8割を占めるのは、まあイメージがつくと思いますが、高校を卒業してそのまま入るって感じです。
大卒に関しては、新卒と既卒を含めた割合になります。
ちなみに大卒の中でも既卒だった人たちの中には、
会社を辞めてフリーターだった
長年フリーターとして働いている
数年ニート
だった人たちもいました。
転職って形で入隊した人はほとんどいなかったと思います。
なので大卒の人たちは既卒であっても気にする必要がありません。
ちなみに一流大卒の方も稀にいます。
その他については、高校を卒業してから正社員として働いていたり、あるいはフリーターやニート、無職だった人たちのことです。こちらも一定数はいました。
元料理人、元ホスト、元飲食関係など、ほんとうに幅広いです。
高卒でも普通に26歳くらいならざらにいます。
そんなわけもあってここ自衛隊では18歳~32歳までが集まる非常に年齢層の広い世界になっています。
ぶっちゃけ馴染めるのか問題
結論を述べてしまえば、馴染めます(笑
確かに最初は年齢差で抵抗を感じたりしてしまうかもしれませんが、
時間が経つにつれてまったく気にならなくなります。
年齢が離れていてもタメ口で話したりできるのは、自衛隊くらいなものです。
これは本当にいいところです。
変にプライドを持っていたり、自分から壁を作ったりすると馴染めないかもしれません。
ちなみに元ニートや無職であった人たちも全然馴染めます。
いま時代そんなにめずらしいことでもないので気にしなくて大丈夫です。
体力的についていけるのか問題
僕も高卒と同時に入ったわけではなかったので、ここはものすごく不安でした。
毎日走ったり腕立て伏せをすると思っていたので、ついていけなかったらどうしよう、と
考えたりもしました。
こちらも結論を述べれば、杞憂です。
基本的に20代であっても30代であっても体力的にはまだまだ伸びる時期なので
気にしないでください。
嫌でも体力は自然とついてきます。
面接では何と答えればいいのか問題
よく無職やフリーター、ニートは面接で詰むと言われたりしますが、
そんなことはありません。
基本的に面接ではいままで何をやっていたのか?といのはまず聞かれません。
理由としては、そんなものは履歴書を見ればわかるからです。
自衛官として採用されるには、家族の賛成、本人の意思、健康状態、やる気、最低限の学力なんかが重視されます。
もし聞かれたとしても、
~を勉強していたが、それを自衛隊の~で活かそうと思った。
これまで~をしていたが、初めて自衛隊の~に興味を持った。
というふうに、前向きな発言をすれば大丈夫です。
間違っても、これまでは無職でしたが、というふうに、自分からマイナスな印象を与える話し方はやめましょう。
これまでに無職やフリーター、ニートであっても自衛官になれることをお話しましたが、これはあくまで自衛官になる入り口までの話です。
本題はこれからです。
将来的に3曹になれる覚悟・自信はあるか?
無職やフリーター、ニートの方達が自衛官を目指すのは自衛隊としてもウェルカムだと思います。
ですが、知っておきたい事実として、自衛隊では、入隊=順風満帆な人生ではありません。
どういうことかというと、採用試験に合格=正社員ではないということです。
なぜなら自衛官候補生にしろ一般曹候補生にしろ将来的に自衛官として働きたいのであれば、3曹になる必要があるからです。
3曹とは、自衛官として定年まで勤務するのに最低限昇任しなければならない階級のことです。
防衛省では、
曹の役割については、従来から、小部隊のリーダー及び専門分野に精通した技能を有するものであるとともに、士を直接指導し、幹部を補佐する部隊の基幹要員として位置付けられています。
その資質・能力は部隊の精強性等に大きな影響を与えます。さらに、任務の多様化、装備の高度化に伴い、より高い専門性が要求されることから、曹としての任務遂行に必要とされる高い能力が求められています。
と定義されており、小部隊のリーダーとして士への指揮命令(リーダーシップ)、幹部の補佐(現場の任務遂行)といったスキルが求められます。
3曹の昇任試験には、学科、体力検定、分隊教練、射撃、面接、応急等があります。
また、当たり前の話ですが3曹になるのは狭き門です。
3曹への昇任試験を受けるのにもこれだけの期間がかかります。
一発で3曹の試験に受かることはまずありません。
自分の先輩、同期、後輩がライバルとなります。
18歳で入隊して25ま歳でに3曹になれれば御の字です。
厳しいことを言いますがこれが現実であり、これに太刀打ちできるかどうかが大事なポイントです。
地元の広報官は「一般曹候補生なら3曹になれるから大丈夫、受験回数の制限もないから」と表面的な事実しか言いませんが、信じてはいけません。
彼らにもノルマがありますし、何人採用させたかによって賞与の評価も大きく変わります。
いきなりこのようなお話をしてびっくりされる方もいらっしゃると思いますが、ここの読者の方には自衛隊に入って後悔してほしくないです。
だからこそ都合のいい話ばかりではなく、デメリットもお話ししておきます。
なので自衛隊を受けようか考えている段階で自分が自衛官に向いているかどうかは必ず確認しておいてください。
下手をすると貴重な数年を失います。
自衛隊に向いている人、向いていない人についてガチで解説してみた
自衛隊以外の明るい道を目指す
ほとんどの方は自衛隊は国家公務員だし給与も安定していてボーナスもしっかり出る。
ここに惹かれていると思います。
ですが3曹になれるのは本当に自分に実現可能な範囲なのか?とよく考える必要があります。
もし上場企業でそれなりの給与・賞与がもらえるなら自衛隊じゃなくてもいい、と思えるなら他の選択肢を考えた方がいいです。
ちなみにherも一般曹候補生として入りましたが、結果として3曹になることができず辞めました。
採用試験に合格=正社員じゃないと気づいたのは部隊配属後です。
もし仮に上記のことを事前に知っていたらな自衛隊を受けることはありませんでした。
完全なリサーチ不足です。
自衛隊に入りたい=入隊試験に合格すればいい、と多くの方は考えていますが大切なのはそこから5年、10年後のキャリアです。
※ちなみに令和になってもし自分がフリーターや無職だった場合は、fランでもいいので理系に進んで学位を取って新卒で理系の仕事に就きます。情報系、工学系、電気・機械系がおすすめです。後は、准看護師です。看護師になるには国家資格が必要ですが、一度、准看護師から正看護師になってしまえば食うことに困りません。転職も地元でできますし、いつでも辞められます。とにかく専門性を身につけて手に職を意識してください。
her
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