警察官になるには? 高卒・大卒ごとの試験内容や倍率をまとめてみた

herです。

今回は自衛官と同じ公務員である警察官についてざっくりと紹介したいと思います。

警察官になる2つのルート

まず、警察官=公務員という認識は正しいのですが、採用枠(入り口)によって地方公務員か国家公務員かに区分されます。

  • 国家公務員=「警視庁」で採用された場合
  • 地方公務員=「各都道府県の県警」で採用された場合

警視庁で採用された国家公務員は俗にいうキャリア組と呼ばれているみたいです。

ですが、採用枠そのものが数十名しかないのでかなり難易度は高いみたいです。

反対に地方公務員の警察官毎年1万5千人ほど採用されるので、警察官(公務員)を目指すとなったらだいたいこっちの入り口になります。

 

各都道府県の警察官になるまで

募集要項は都道府県警察本部リンクより受けたい地域にアクセスして確認してみてください。

<全体の流れ>

都道府県警察の場合、試験は、各都道府県別、男性・女性別、またⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類といった区分別に、年に複数回実施されることが一般的ですが、採用までの一連の流れは共通しています。

毎年度、4月・8月・12月頃に、1週間〜10日前後の試験申し込み期間が設けられ、願書などの必要書類を提出します。

その約1ヵ月後に第一次試験が行われ、教養試験や論文試験などの筆記試験に加えて、資格経歴の評定、身体検査、適性検査などが実施されます。

その2週間ほど後に合否が発表され、合格者は数週間後に行われる第二次試験に進み、面接試験体力検査を受けます。

最終合格の発表は第二次試験日から約2ヵ月後であり、合格者については「警察官採用候補者名簿」に名前が記載され、翌年度の4月1日以降、順次「巡査」として採用されます。

受験資格

年齢は都道府県のよって異なりますが、おおよそ30~35歳未満

採用区分は大卒高卒かによります。

Ⅰ類

大学(学校教育法による)を卒業又は卒業見込みの人

Ⅱ類

高校(学校教育法による)を卒業又は卒業見込みの人

試験内容

◆大卒 (細かな内容は自治体により異なります)

一次試験

  • 教養試験[択一式、50問、120分]
    ※詳細は下記に記載
  • 論作試験[60〜140分が主流]
    ※1次試験で課すところがほとんどで、課題は警察官に関するものが多くなっています。
  • 国語試験  ※職務に必要な国語力について記述式試験を行います。(20分)
  • 適性検査[性格検査]
  • 第一次身体検査
    ※身長測定、色覚検査、聴力検査を行います。

二次試験

  • 面接試験(人物試験、口述試験)
    ※個別面接が中心ですが、自治体によっては「集団面接」「集団討論」も実施するところもあります。「警察官として大事なものは何か」など、警察官ならではの質問がよくなされます。
  • 第二次身体検査
    警察官としての職務執行上、支障のある疾患の有無等について検査を行います。
    検査内容:視力検査、体重測定、レントゲン検査、医師の診察、運動機能の検査、 血液検査(貧血検査、肝機能検査、血中脂質等検査、血糖検査)、尿検査
  • 第二次適性検査
    警察官としての適性について、記述式等の方法により検査を行います。
  • 体力検査
    職務執行上必要な体力の有無について検査を行います。
    種目:腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横跳びなど

※二次試験は一次試験を合格した場合のみ実施

鬼門となる一次試験の筆記対策について解説します。

まず、過去問をベースに学習してください。

対策本は、大卒警察官 教養試験 過去問350で十分です。

購入する際には最新版にしてください。最新版でなければ直近の出題分析にズレが生じます。

この書籍の目次を参照すると教養試験については下記の科目・分野に力を入れればいいことが一目瞭然です。

目次の試験ガイドにある出題分析を熟読し、そこから重点的に出題される(ほとんど毎年出る)問題を取り組んでください。一次試験に関しては6〜7割もあれば突破できるので、広く浅く取り組む気持ちが大切です。基本問題だけ解けるようになれば十分です。応用問題は捨ててもOKです。

数学がさっぱりな場合は黄チャートを使って基本問題だけでも復習しておくことをお勧めします。

黄チャートは基本問題レベルであっても上記のように手厚く解説されているので数学が苦手な方にはおすすめできます。

※都道府県ごとの詳細はこちらのサイトで確認してください。

高卒 (細かな内容は自治体により異なります)

一次試験

  • 教養試験[択一式、50問、120分]
    【知能分野】文章理解、判断推理、数的処理、資料解釈、図形判断【知能分野】人文科学、社会科学、自然科学、一般科目(国語、英語、数学)
  • 国語試験 (国語力を測る記述式試験)
  • 作文試験[600~800字、60分が主流]
  • 第一次適性検査[性格検査]
    ※募集要項に「適性試験」と書かれていても、実際には、クレぺリン検査やさまざまな質問に「はい・いいえ」で答えていくY-G検査といった性格検査がほとんどです。
  • 第一次身体検査
    ※身体基準についての測定

二次試験

  • 面接試験(人物試験、口述試験)
    ※個別面接が中心ですが、自治体によっては「集団面接」「集団討論」も実施するところもあります。「警察官として大事なものは何か」など、警察官ならではの質問がよくなされます。
  • 第二次身体検査
    ※身体基準についての測定(視力検査、色覚検査、聴力検査、運動機能の検査、医師の診察、レントゲン検査、血液検査(貧血検査、肝機能検査、血中脂質等検査、血糖検査)、尿検査)
  • 第二次適正検査
    ※警察官としての適性を測る記述式の検査
  • 体力検査
    ※上体起こし、体前屈、垂直跳び、腕立て伏せ、反復横跳び、握力、立ち幅跳び、20mシャトルラン、時間往復走、バーピーテストなどの中から3~7種目実施。

※二次試験は一次試験を合格した場合のみ実施

大多数の方にとって気になる一次試験の筆記については、高卒警察官 教養試験 過去問350で十分対策できます。

こちらも大卒と同じで購入する際には最新版にしてください。最新版でなければ出題分析にズレが生じます。

この書籍の目次を参照すると教養試験については下記の科目・分野に力を入れればいいことが一目瞭然です。

過去問の使い方としては、目次の試験ガイドにある出題分析を熟読し、そこから重点的に出題される(ほとんど毎年出る)問題だけ取り組む。

一次試験に関しては5〜6割もあれば突破できるので、広く浅く取り組む気持ちが大切です。

基本問題だけ解けるようになれば十分です。応用問題は捨ててもOKです。

こちらも数学が苦手でかなりやばい場合は大卒と同じように黄チャートを使って基本問題だけを理解してください。応用問題は無視してOKです。

MEMO
都道府県ごとの詳細はこちらのサイトで確認してください。
警察官の予備校をおすすめできる人・できない人

試験対策の目安

警察官採用試験の勉強時間としては、Ⅰ類で約1500時間、Ⅲ類で300時間程度です。

Ⅰ類の場合は、政治や経済、法律などに関する専門的な内容が出題され、そこそこ難易度が高いです。

Ⅲ類については、問題は漢字の読み書きや作文などが中心で、数か月〜半年ほどの対策でも合格は難しくないと言えます。

身体検査(体力検査)については、腕立て伏せや腹筋・背筋、1500m走などが実施されますが、最低限の体力があれば大丈夫です。

身体基準

身体基準は都道府県ごとに異なりますが、おおよそ次のようになります。

身長
男性:おおむね160cm以上であること、女性おおむね154cm以上であること

体重
男性:おおむね48kg以上であること、女性おおむね45kg以上であること

視力
裸眼視力が両眼とも0.6以上であること。
ただし、これに満たない場合は、両眼とも裸眼視力がおおむね0.1以上で矯正視力が1.0以上であること色覚・聴覚
警察官としての職務執行に支障がないこと疾患
警察官としての職務執行上、支障のある疾患がないことその他身体の運動機能
警察官としての職務執行に支障がないこと

細かな内容は希望する地域のサイトで確認してください。

倍率

各都道府県県警の合格率は、例年5倍~10倍ほどだと言われており、地域によって異なります。

【令和2年】高卒 警察官の倍率について都道府県ごとに解説
警察の場合、筆記試験で何割取れば一次試験を突破できるのかというと6〜7割もあれば十分です。
理由としては面接重視だからです。
なので筆記試験に関しては8割を目標にして勉強すればいいと思います。
試験対策についてはまずは過去問からで大丈夫です。
実際に出題された過去問をやってみて苦手なところがあればそこを重点的に学習すればいいだけです。

論作文

警察官の論文(作文)は都道府県によってテーマに癖があります。

自分の希望する地域で出された過去問を確認しておくのは必須です。

警察官の作文対策と書き方から過去問まで徹底解説

適性検査

警察官の適性検査はクレペリン検査とYG性格検査がメインです。

警察官の適性検査に合格するには? 落ちる理由や無料でできる対策を紹介

面接

警察官の面接では、志望動機を作ることから始めましょう。

警察官の面接で聞かれる質問や受かる回答例は? 対策を紹介

警察官の年収・初任給

警察官の年収モデルや大卒や高卒の初任給について解説しています。

警察官の年収は高いのか? 大卒・高卒ごとの給料や年代別の昇給を徹底解説警察官の大卒・高卒の初任給はいくら? 都道府県ごとに解説

同じ難易度、公務員としては自衛隊もあります。

自衛官になるには? 試験内容や倍率、採用後の流れまで徹底解説

her

警察官の倍率は自衛官とそこまで大きく変わらな

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