警察官の年収は高いのか? 大卒・高卒ごとの給料や年代別の昇給を徹底解説

herです。

今回は警察官の年収を総務省のデータをもとにお伝えします。

警察官を目指している方、警察官になろうかどうか迷っている方は参考にしてみてください。

警察官の平均年収はいくら?

まず、日本にどれくらいの警察官(地方公務員)がいるのか総務省の調査結果を確認してみると、

令和2年4月1日時点で都道府県の警察官は28万9,917人います。

これは全地方公共団体(地方公務員)、約276万人のうち約10.5%を占めます。

この約29万人のうち平均年齢、平均給料等は令和2年地方公務員給与実態調査結果等の概要によると次のようになっています。

警察官

  • 平均年齢:38.4
  • 平均月額給料:45~46万 (平均給料+諸手当)
  • 平均年収:約540~552万

となっています。

ポイントとしては、警察官の30代後半〜40代前半の平均年収は約540〜552万といったところです。

ちなみに地方公務員の平均としては、

平均年齢:41.8

平均月額給与:41~42万(平均給料+諸手当)

平均年収:492万~504万

となっています。

以上のことからも分かるように地方公務員の中でも警察官は給料が高くなっています。

平均年齢も約3ポイント低いにもかかわらず平均月額給与は約4万円ほど高いです。

では、具体的にどこが高くなっているのかと言うと、平均給与ベースそのものは大差がありません。

月額の諸手当が警察官の場合は高くなっています。

警察官の諸手当は以下の5つに分類されます。

生活給的手当

  • 扶養手当
  • 地域手当
  • 住居手当
  • 通勤手当
  • 単身赴任手当

超過労働的手当

  • 超過勤務手当
  • 休日給
  • 宿日直手当
  • 管理職員特別勤務手当

職務給的手当

  • 管理職手当
  • 特殊勤務手当
  • 特地勤務手当等
  • 夜勤手当

賞与的手当

  • 期末手当
  • 勤勉手当

その他の手当

  • 派遣手当

この5つの手当の中でも警察官としての特徴をよく表しているのは、

超過労働的手当になります。これは主に、当直や夜間対応、管理職手当が占めています。

当直の手当や管理職手当はけっこうもらえます。

また、警察官ならではの特殊勤務手当というものがあり、これは危険が伴う業務を行った際に支給されるものです。

警察官の特殊勤務手当は平均してどれくらいもらえるのかというと、

令和2年(4月分)の支給額は約7400円となっています。

警察官の年収(給料)が高い理由としては、月額ベースの基本給が高いわけではなく、諸手当が多いということを念頭に入れておくのがポイントです。

警察官の高卒・大卒の初任給

全国都道府県で勤務する警察官の平均年収が分かったところで、高卒・大卒で警察官になったら初任給はいくらもらえるのかを解説します。

まず、最新のリクナビによる全国都道府県の採用内容(令和3年1月1日現在)を確認すると、

警察官の平均初任給(一年目)

  • 大卒:20万3,800円
  • 短大:高専卒:18万7,100円
  • 高卒:17万3,400円

諸手当
扶養手当、地域手当、通勤手当、住居手当、単身赴任手当、特殊勤務手当など

 

昇給
年1回

賞与
年2回(6月・12月)
※改定になる場合があります。

 

勤務時間
警察官の勤務制は主に以下の2つがあります。
◆通常勤務(道警本部など)
平日8:45~17:30
◆交替制勤務(交番など)
1日目当番・2日目非番・3日目週休日または日勤(ローテーション制)
・通常の勤務時間は8:45~翌日8:45。
・実質勤務時間は、仮眠・休憩時間を除き15時間30分です。
※いずれも勤務時間は週平均38時間45分です。
※業務の内容に応じて異なります。

 

休日休暇
【休日】
◆通常勤務の場合:週休2日制(土曜・日曜)
◆交替制勤務の場合:1日目当番・2日目非番・3日目週休日または日勤(ローテーション制)

【休暇】
祝日、年末年始・年次有給休暇20日、夏季休暇3日、その他結婚・忌引・病気・育児・介護休暇など

 

試用期間  あり
大学卒、大学院卒については、6ヶ月、それ以外は10ヶ月の研修を実施。警察学校卒業後において、その他条件は変更なし。

となっています。

注意するべき点としてはこれはあくまで全国の地方公務員(警察官)の平均月額給与ですので、実際の初任給は各都道府県ごとによって異なります。なので目安としてとらえてください。

特筆するべきところとしては、勤務時間です。

この辺は配属先によると思いますがこういった働き方もあるということを理解しておく必要があります。

また採用後は警察学校に入校しなければなりません。

自分が希望する地域の給与等についてはリクナビから確認できます。

もしくは都道府県警察のリンクからアクセスしましょう。

警察官になった後の給料は?

警察官の給与は階級号給で決まります。これは自衛隊も同じです。

階級

警察官での階級とは、巡査・巡査部長・警部補といった職務の級を表すものです。

号給

号給は「職務の級」のなかでさらに給料の金額を細分化したものです。

号給が上がることを「昇給」といい、公務員は毎年何も不祥事起こさない限りは4号昇給することが確定しています。

分かりやすく説明すると、下図の場合、階級が巡査で号給が9の場合は平均月額給与が17万6,103円になります。

注意
説明するために使っただけのかなり古い給料表です。実際の給与は異なります。

そのため、警察官として給料を上げるためにはこの階級と勤続年数が重要になってきます。

では、だいたいどれくらい勤めれば給料は上がっていくのかと言うと次のようになります。

これは平成18年の資料なので金額はまったく参考にならないのですが、初任給からはだいたいこれくらいの目安で昇給していくようです。

平均的な警察官の給与(階級と号給)

勤続年数10年

大卒:約+9万5千

高卒:約+9万

基本的には地方公務員なので勤続年数が長くなるほど30代、40代の年収は高くなっていきます。

 

将来の警察官の給料は?

公務員の場合、ボーナスや給料は民間をベースとして決まっていきます。

しかし、公務員なだけあって月額給与に関しては変動することはまずありません。

実際に総務省の資料を参照してみると、

H25~R2年のあいだで地方公務員の平均月額給与はほとんど変動がありません。

このグラフに関して言えば、平均年齢も下がっているので比例して給与も下がっています。景気の影響をそこまで受けているとは思えません。

なので先ほど紹介した平成18年時点での勤続年数による平均給与の増え幅はほとんど変わっていないと思います。

公務員全般に言えることは高年収=勤続年数があるということです。

しかしその反面、景気の影響を受けずに着実に昇給していく仕組みがあるので日本ならではの終身雇用制度が保障されていると言えます。

これから警察官を目指す方の参考になればと思います。

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