日総工産の年収・給与(給料)・賞与(ボーナス)が正社員(技能社員、総合職・技術職、業務担当、採用担当)でそれぞれいくらもらえるのかについて解説します。
日総工産の年収・給与
日総工産は、東証一部に上場する製造系人材サービスの大企業です。
東証一部に上場するということは、社会的な信用度も高く知名度もあります。
ちなみに総務省によると、2016年時点における日本の企業数は約558万社なのに対し、上場企業はわずか2,160社のみとなっています。
日総工産では、職種によって給与体系が異なります。
具体的に日総工産の採用段階での職種を調べてみると
- 技能社員
- 総合職
- 技術職
- 営業・業務管理
- 採用担当
- 本社部門・サポート
に分けられます。
技能社員から順番に解説していきます。
技能社員の年収・給与
はじめに日総工産での技能社員とは、地域限定や職種限定の正社員のことであり、主に日本国内の製造現場で働きます。
例えば自動車業界(トヨタ、スバル、ホンダ)、半導体、電子製品・機械組立、マシンオペレーターとして働くことができます。
特徴としては、
- 地元で安定した収入で働ける
- 未経験から製造業で高収入が狙える
といったように就業者のニーズに合わせて仕事を選ぶことができます。
また、メリットとして労働環境・福利厚生も整っており、
- 月給制
- 昇給あり
- 年2回の賞与(ボーナス)
- 寮あり(寮費無料)
と今の日本ではほとんど失われた待遇で働くことができます。
また、期間工や派遣社員と異なってコロナウイルスや不況の影響で派遣切りに遭ったとしても正社員なので休業補償がある上に、クビにはなりません。
デメリットとしては、
- 就業先によって基本給や年収が異なる
といった点です。
これはどういうことかというと、例えば日総工産のサイトで「技能社員」と検索すると理解できるのですが、同じ技能社員であっても就業先(場所・業種)によって月給が大きく異なるということです。
なので日総工産の技能社員として働くのであれば給与で選ぶのか、地元を選ぶのか、といったように優先順位をつけておくことが大切になってきます。
では、日総工産の技能社員として給料が安いところで働いたらダメなのかと言うと、そういうわけではありません。
日総工産の技能社員にはキャリアパスがあり、これは技能社員として就業開始から3年間働くことで自分の適正に合わせて職種を変えられるといった制度です。
もちろんご希望に合わせてそのまま技能社員として働くこともできます。
なので技能社員として入社したらずっと技能社員として現場で働き続けなければならないわけではありません。
また、職種が変わることで必然的に基本給(給与体系)もがらりと変わります。
上場企業の正社員として未経験から製造業界で働けるのは日総工産の技能社員だけです。
ここで働けば上場企業の社員として将来的には大幅な年収のUPも狙えるのでよく分からない中小企業で働くよりははるかにマシです。
面接も堅苦しいことはなくフランクな感じで採用担当の方とお話ができるので、とりあえず話だけでも聞いてみたいと思ったら迷わず前へ進んでみることをオススメします。
「技能社員」の求人の探し方は、
- 下記より日総工産のサイトに入り
- 「技能社員」と検索
するだけです。
すると、こんな感じで求人がヒットするので、働いてみたい、話を聞いてみたいって仕事があれば応募するだけです。
総合職の年収・給与
日総工産の総合職は大卒を対象とした新卒採用でのみリクルートやマイナビで募集されています。
日総工産での総合職とは、
- 製造系人材サービスにおける事業の運営・企画立案など様々な業務に携わりながら、会社の基幹サービスを支えるお仕事
となっており、具体的な仕事内容としては、
- 生産スタッフの労務管理・営業、求職者の採用など
となっています。
総合職の基本給
総合職の基本給は、
四大卒・大学院卒 月給240,925円(固定残業手当36,925円含む/23時間分)+超過分
となっています。
これに諸手当(福利厚生)がつきます。
- 通勤手当(月額10万円迄で全額支給)
- 住宅手当
- 住宅ローン補助手当
- 異動手当(転勤時)
- 慶弔見舞金
もちろん、昇給(年1回)、賞与(年2回)は支給されます。
総合職の年収
総合職の年収は大卒の時点で約337万からのスタートになります。
将来的には勤続年数が増えるごとに昇給で基本給は上がり、役職がつくことで役職手当ももらえるので、年収500~600万以上はもらえる可能性があります。
技術職の年収・給与
日総工産の技術職も総合職と同様に大卒の新卒採用でのみリクルートやマイナビで募集されています。
日総工産での技術職とは、
エンジニアとして工場の生産設備の管理・改善や機械設計等、専門的な知識を活かして働くスペシャリストであり、採用の段階で生産技術コースと設計技術コースが別々になっています。
となっており、総合職とは異なって現場よりの仕事になります。
より詳しく見ると、
◇生産技術コース
工場の中で、ものづくりを支える技術者となります。
ものづくりで大切な品質・コスト・納期を確保するために必要な準備、生産工程の安定的な維持、向上させる改善などを行います。また製品の品質維持・管理・改善をする製造技術や製造設備を維持・管理・改善をする設備技術も含まれます。
◇設計技術コース
製品開発における設計のスペシャリスト。あらゆる製品を生み出す為には、その形・寸法・材料等を考える設計者が必要不可欠です。大手メーカー等で設計補助からスタートし、設計者としての経験を積みながら、機械設計のスペシャリストとして活動します。
とそれぞれ仕事内容は異なっています。
技術職の給与
技術職の給与はいくらもらえるのかというと、
四大卒以上 204,000円+技術手当5,000円+時間外手当
高専卒 200,000円+技術手当5,000円+時間外手当
短大、専門卒 184,000円+技術手当5,000円+時間外手当
(2019年4月実績)
となっており、諸手当(福利厚生)は、
- 通勤手当
- 時間外勤務手当
- 技術手当
- 住宅手当
- 住宅ローン補助手当
- 異動手当(転勤時)
これに加えて昇給(年1回)、ボーナス(年2回)が支給されます。
技術職の年収
技術職の年収は最低約300万〜になります。
総合職より低いと感じるかもしれませんが、その理由は、総合職には固定残業手当がついているからです。
なので技術職の場合は、総合職と違って残業すればするほど給与、年収が上がっていくシステムとなっています。
もちろん将来的には勤続年数にともなって昇給で基本給は上がり、役職がつくことで役職手当ももらえるので、年収500~600万以上はもらえる可能性があります。
営業・業務管理、採用担当、本社部門・サポートの年収・給与
日総工産での営業・業務管理、採用担当、本社部門・サポートはキャリア採用(転職)で募集されています。
契約社員・正社員ともに募集されています。
年収・給与は調べた限り情報が少なかったので分かる範囲でのみ記載します。
営業・業務管理
取引先企業に配属したスタッフの管理や業務運営、課題解決に取り組みながら、取引先企業の生産目標の達成に取り組む仕事です。
営業・業務管理の場合、勤務地にもよりますが、基本給は184,000〜198,000になりそうです。
採用担当
求職者を広く募集するための広告作成に始まり、面接等の採用活動を実施し、就業先への入社調整まで行なう仕事です。
こちらは契約社員や正社員で募集があります。
契約社員の場合だと面接のみの対応でおおよそ時給1070円月収例171,200円(1,070円×8H×20H)くらいです。
本社部門・サポート
職場全体を事務面でサポートしたり、専門業務のスペシャリストとして会社全体の土台を支える仕事です。
こちらは正社員と契約社員で募集があります。
契約社員の場合だと一般事務で給与計算等補助業務、書類作成等が仕事内容になります。
まとめ
日総工産で働くには、技能社員、新卒採用(総合職、技術職)、キャリア採用(転職)の採用枠があります。
どれで入るのがオススメかというと、
- 新卒⇨総合職、技術職
- 製造業⇨技能社員
- オフィスワーク⇨キャリア採用
といった感じになります。
真っ先に給料を上げていきたいと言う方は迷わず技能社員です。
なぜなら最初から年収350〜400万以上で技能社員として働くことで将来的には他の職種も目指せるからです。
今の時代に上場企業の正社員として昇給・賞与のある安定した仕事ができるのは珍しいと思います。