本当のところ3曹以上の自衛官って年収いくらなの?

これまで自衛隊の一般曹候補生や自衛官候補生の年収がどれくらいで月給いくらもらえるのかについて語ってきましたが、結局のところ自衛官の年収っていくらなの?って話をしてきませんでした。

自衛隊 一般曹候補生 初年度の給与ぶっちゃけ自衛官候補生っていくら稼げるの?って話

よく自衛官の平均年収は640万と言われていますが、本当なのでしょうか。

この辺の真相について明らかにしていきます。

なので今回は、自衛隊に入って階級がになってからのお話になります。

ちなみに自衛隊でいう曹とは、民間企業で定年まで勤める正社員という認識でおkです。



3曹以上の自衛官の年収はいくらもらえるのか

 

それではさくっと自衛隊の給料の決まり方から解説していきます。

そもそも自衛隊の給与ってどう決まるの?

民間企業だと役職や勤続年数で決まっていきますが、自衛隊の場合は少し事情が異なります。

基本的に自衛隊の給与は階級号棒で決まります。

階級とは、そのままの意味で自衛隊内の士、曹とか、准尉とか佐官といった階級です。

号棒は勤続年数に応じて増えていく昇給みたいなものです。

当然入隊当初は号棒1からになります。

基本的にはこの2つで自衛隊の給与は決まります。

つまり【給与】=【階級】と【号棒】で決まると考えてもらって大丈夫です。

また、階級や号棒はよほどのことがない限り下がることはないです。

たとえば、階級が3曹で号棒が15だと、基本給が23万2900円になります。

ちなみに号棒=昇給みたいなものだと言いましたが、

具体的に号棒ってどうすれば上がるの?って疑問に思ったはずです。

 

どうすれば号棒は上がるのか

基本的に自衛隊では、勤続年数に応じて号棒が上がると考えてもらって大丈夫です。

自衛隊では、毎年勤務評定に応じて号棒が増えていきます。

(イメージとしては、通知表みたいな感じです)

特に優秀(全体の5%):8号俸
優秀(全体の20%):6号俸
通常:4号俸
劣る:2号俸
懲戒等対象:昇給なし

つまり、一般的な隊員は「毎年4号俸ずつ増え」ます。

 

ボーナスって何ヶ月もらえるの?

実は、この賞与(ボーナス)に関しても、半年ごとの勤務評定が関わってきます。

具体的には、

  • 特に優秀(S):117%
  • 優秀(A):104.5%
  • 標準(B):92%

となっています。

単純に考えてみても、

B評価とA評価には、12.5%の差

B評価とS評価には、25%の差

があります。

なので、思っていたよりもけっこうな差がでます(笑

ちなみにボーナスに関しても、通常隊員であれば、B評価です。

この勤務評定に関しても、Sを取ればすごいです。Aならそこそこすごいです。

毎年ボーナスがもらえるのは、

夏:6月30日

冬:12月10日

になります。

だいたい(夏・冬合わせて)4~4.2ヶ月ぐらいはもらえます。

 

階級が曹以上の自衛官の給与

では実際に、自衛官候補生や一般曹候補生なんかで入隊して3曹になった場合、給料がいくらもらえるのかというと、

階級は3曹、1号棒なので

  • 月給:19万9900円

になります。

ですが、毎年行われる勤務評定で号棒が1から4号棒上がった場合、

  • 月給:21万1900円

になります。

夏・冬のボーナス4.2ヶ月を合わせた場合の年収は

  • 3曹:322万3800円~

のスタートになります。

自衛隊でそれぞれの階級ごとの基本給については、

を見れば分かるように、3曹だと19万9900円~号棒が上がっていくごとに毎月の給料が上がっていく仕組みになっています。

なので自衛隊で給料を上げていくには、階級と号棒をいかに上げていくのかが大事になってきます。

 

自衛官の平均年収っていくらなの?

よく自衛官の平均年収は640万と言われたりしていますが、

単純に年収が640万以上となった場合、ボーナス込みで1ヶ月あたりに換算すると、

  • 月額:53万円

以上もらっている計算になります。

いくらなんでももらいすぎな気もしますが、実際に640万円以上稼ぐとなると、階級と号棒がどれくらい必要なのかについて調べてみました。

その結果、年収で640万以上ボーナス込みでもらうためには、

  • 月給:40万

必要なことが明らかになりました。

単純に基本給40万の12ヶ月で480万、賞与4.2ヶ月で168万の年収648万です。

そうなると、

  • 階級が1曹で116号棒以上の月給:約40万

必要な計算になってきます。

ちなみに116号棒だと、毎年4号棒ずつあがったとしても約29年かかる計算です。

そうなると現実的ではないです。

どう考えてもおかしいはずです。これでは到底、自衛官の平均年収は640万とはいえません。

 

自衛官の平均年収が640万のカラクリ

実は自衛隊においては階級「士」の充足率が圧倒的に不足しており、「曹」の数が一番多くなっています。

元自衛官が語る自衛官の採用年齢32歳までの引き上げについて

産経ニュースによると、

実際の人数でみると(平成28年3月末現在)、幹部は4万2478人、准尉4491人、曹13万7898人、士4万2472人。

人数構成はピラミッド型になっておらず、ちょっとアンバランスな形になっている。

となっています。

つまり、長年勤めている階級が曹以上の人たちが平均年収を上げているのが現状になります。

実際に階級が曹長以上の基本給を見てみると、

曹階級

  • 曹長で約231,700~425,500円

尉階級

  • 准尉で約237,900~437,000円

佐階級

  • 3佐で約319,600~469,100円

将階級

  • 将補で513,400~592,800円

となっているように自衛隊では階級が上がれば上がるほど基本給も劇的に上がっていきます。

なので、単純にこれから自衛官になるからといって、

将来的に年収が640万以上

になることが約束されるわけではありません。

長年自衛官として働いて、そこそこ階級も上がってからようやく到達できる年収になるわけです。

もちろん所属しているのが陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊に所属しているかによって手当ても異なってきますし、資格や地域手当も異なります。

なので今回はあくまで基本給とボーナスをベースとしていることを忘れないでください。

her

それでも自衛隊はしっかり昇給があって賞与がもらえるから魅力的

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