30代で人生一発逆転を狙って自衛官を目指すのはアリなのか

長引く少子化、景気の回復、士の不足によって自衛官の採用上限が32歳までに引き上げられました。

自衛官のうち「自衛官候補生」と「一般曹候補生」の募集対象は18~32歳で、上限が6歳引き上がったことになります。

自衛隊 採用年齢引き上げするも隊員確保に苦戦する理由と倍率について

30代であっても32歳までであれば特別職国家公務員である自衛官になるチャンスができたわけです。



 

そもそも自衛官ってどれだけ足りないの?

実際に自衛官がどれだけ不足しているのかというと、

採用計画数に対する採用者数が不足しており、充足率は80%に届いていないです。

現にロイターニュースによると、

自衛隊の定員24万7154人(2017年3月31日現在)に対し現員は22万4422人で、充足率は90.8%。内訳では幹部自衛官の方が充足率が高く、「士」と呼ばれる一番下の階級では73.7%にとどまっている。

となっています。

このように自衛隊では、階級が「士」の層が圧倒的に足りていないです。

「士」とは、

自衛隊における階級であり、曹の下に位置します。

士は2士→1士→士長の順に階級が上がっていきます。

なので、自衛官候補生や一般曹候補生として入った場合は階級は2士からスタートすることになります。

 

自衛隊っていくら給与出るの?

自衛隊では年齢に関係なく完全に階級社会となっているため、階級号棒によって給与が決まっていきます。

一番最初に駆け出しの自衛官(2士)として入隊した場合の給与は、

  • 月給:169,900円

になります。

だいたい民間の高卒1年目と同じくらいです。

これに年2回(6月、12月)の賞与(ボーナス)がつきます。

勤務を続けていくと、自動的に2士→士長までは階級が上がっていきますので、

士長の時点で給与は、

  • 月給:184,700円

になります。

階級が士の場合、給与だけで見ると民間とあまり変わらない部分があると思いますが、

自衛隊では、

  • 宿舎費は無料で、食事(月額約27,000円相当)、制服・作業服・ワイシャツ・靴
    その他の被服類、寝具等も支給又は貸与

されます。なので手取りは=小遣いとなります。

より詳しい給料については、

ぶっちゃけ自衛官候補生っていくら稼げるの?って話

また一般曹候補生については、

自衛隊 一般曹候補生 初年度の給与自衛官候補生と一般曹候補生の違い&メリットやデメリット

を参照にしてみてください。

 

正社員の生活費

また、正社員の男性の平均生活費が下図のようであることを考えてみても、自衛官の生活水準は上がります。

家賃約72,000円
食費約35,000円
水道光熱費約8,000円
通信費約11,000円
飲み会代・デート代約26,000円
趣味娯楽費約18,000円
日用品・消耗品購入費約6,000円
合計約176,000円

そして自衛隊では「士」で試験を受けて「曹」になることで、基本給もさらに上がっていきます。

こちらは自衛官の階級と号棒による基本給の目安です。

「自衛官候補生」や「一般曹候補生」として入隊し、階級が「曹」になった場合には、定年までにはだいたい曹長から准尉までは階級が上がると見込まれています。

なので最終的な基本給は35万~40万前後は見積もってもいいと思われます。夏・冬のボーナスは合わせて基本給の4ヶ月分は出るため、かなりもらえます。

それに対して日本のサラリーマンの平均年収が400万円前後であることを考えると、長い目で見れば、自衛官の方が圧倒的に稼げます。

なので30代で自衛官に転職しようかどうか迷っている人は、それぞれのメリット・デメリットを認識する必要があるわけです。

メリットとしては、

  • 特別職国家公務員なので給与が安定している
  • 景気に左右されない
  • 衣食住の費用がかからない

デメリットとしては、

  • 「曹」になるまでは給与が安いし大変
  • 30代で10代、20代と一緒に仕事をしなければならない

といったところになります。

30代で自衛官に転職しようかどうか迷っている場合は、リスク管理が求められます。

待遇や安定のみを求め、生半可な気持ちで自衛官に転職するのはオススメできません。

それはただのギャンブルです。

今のまま現状を維持するのか、あるいは自衛官になって頑張るのか、はたまた別の道を歩むのか、この辺については自分と相談するのがベストです。

ちなみにオススメの方法としては、事前に自分が自衛隊に向いているか、向いていないかについて知っておくのがベストです。

自衛隊に向いている人、向いていない人についてガチで解説してみた

給与や待遇だけを求めるのであれば、期間工という選択肢もあります。

非公開: とにかく短期間でがっつりお金を稼ぎたいなら派遣やバイトなんかより期間工の方がいいよって話

もし自衛官を目指したいって方は、

自衛隊 一般曹候補生に最短で合格する方法自衛隊 自衛官候補生の試験内容

その他の自衛隊に関する情報はこちらで知ることができます。

 

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