20代のうちになぜ正社員になった方がいいのかというと、正社員になれるのは20代までだからです。
一般的な転職業界で正社員の求人を探した場合、
- 20〜24歳は未経験でも異業種OK
- 25〜29歳は営業かプログラマー
となっています。
20代までに正社員になるべき理由
ではなぜ正社員になるべきなのかというと、
正社員には、
- 昇給・賞与
- 安定した雇用
- ローン審査に通りやすい
といった非正規にはないメリットがあるからです。
派遣やアルバイトで仕事をしても昇給や賞与はありません。
景気が悪く慣ればすぐに契約終了となります。
20代でも昇給・賞与の見込みのない正社員の場合は真剣に転職を検討するべきです。
もちろん、20代で非正規だからといっても、それは自己責任ではありません。
なぜなら、高校や大学を卒業してせっかく新卒で就職したにも関わらずブラックな職場で働かされたがために、せっかく手に入れた正社員を辞めてしまう事例も少なくないからです。
実際に、高卒や大卒での3年以内の離職率を見ても、高卒で40%、大卒で30%が会社を辞めていることがわかります。
もはや新卒で仕事を辞めるのは普通になっています。
そのため、退職後は仕方なく派遣社員やアルバイトで生計を立てている人たちもいます。
こうした影響もあって、総務省の統計によれば、非正規の割合は4割にさしかかっています。
かなりの離職率の高さです。
さらに、一度退職した人たちが新たに転職活動をしようとしても、求人内容はどれもブラックばかりです。
その理由としては、そもそも人が辞めた(人手不足の)業種が求人を出しているからです。
離職率の高い業種は?
では、どの業種で離職率が高くなっているのかというと、
飲食をはじめとするサービス業、介護福祉、建設業です。
飲食・ホテル関係に関しては50%を超えています。
反対に離職率が低いのは、電気・ガス・水道業です。
一度求人を探したことがある方ならわかると思いますが、サービス業の求人はものすごく多いです。
有効求人倍率に隠された事実
ですが、最近では、有効求人倍率が高いこともあって転職しやすい風潮が続いています。
実際に、厚生労働省が発表したものによると、
2019年3月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比横ばいの1.63倍
でした。
景気回復と人手不足により依然として売り手市場が続いています。
一見すると売り手市場なので求職者にとっては転職しやすいように思われますが、実際のところそうではありません。
そもそもどこが有効求人倍率を引き上げているのか
勘のいい方ならすでに気付いているとは思いますが、そもそも人手不足となっているのは、単に人の数が足りないだけではなく、定着率が低いことも挙げられます。
さきほど、サービス業・介護・建設業なんかでは離職率が高いということを伝えましたが、
実はこの有効求人倍率を引き上げているのも
- サービス業・介護・建設業です。
株式会社リクルートキャリアによると、2018年12月の有効求人倍率は1.65倍でしたが、上位3を見てみると、
【職種別】
建設エンジニア (4.43倍)、組込・制御ソフトウエア開発エンジニア (4.00倍)、インターネット専門職 (3.92倍)
【業界別】
コンサルティング業界 (5.59倍)、インターネット業界 (3.21倍)
と一部の職種・業界が有効求人倍率を大きく引き上げていることがわかります。
ちなみに介護は含まれておりません。飲食は1.45倍でした。
反対にマスコミ・広告業界は0.85倍、消費財業界・総合商社 は0.71倍と低くなっています。
このことからも安易に有効求人倍率が高い=すべての職種・業界で転職しやすい、と考えることが正しくないことがわかります。
なのでこうした背景を踏まえて転職をしていくことになります。
景気によって変動する有効求人倍率
そしてこの有効求人倍率も景気によって左右されています。
実際に2009年のリーマンショックのときには史上最低値の0.42倍を叩き出し、多くの非正規雇用者が雇い止めや派遣切りに遭いました。
そのため、有効求人倍率が再び低くなった場合には、非正規であると仕事が見つかりにくいことが懸念されます。
こうした背景をふまえてみても、若いうちから正社員として働いておいたほうが有利です。
正社員のほうが非正規よりも生涯収入・平均年収ともに上です。
このことからも未経験で正社員になれる機会があるのであれば正社員として働くべきです。
実際に多くの企業からしてみれば、20代であれば未経験であっても正社員として雇ってくれます。
- 20代前半までは普通になれます
- 25歳以降は経験が重視されますがギリギリ未経験もOK
となっています。
ところが30歳を過ぎると、よほど頑張らなければ厳しいのが実情です。
なのでもし20代で正社員として就業していないのであれば、なんとしても正社員として働くべきです。
20代の人の中には、
- 無職、ニート、フリーターだった
- 空白の期間がある
- 前の会社を数ヶ月で辞めた
といった方々もめずらしくはありません。
ところが、こうした事情があったとしても20代であれば正社員になれます。
正社員になるのであれば、自分で企業に応募するのではなく、エージェントサービスを利用するのが賢明です。
その理由としては、
- 自分の希望をヒアリングしてくれる
- 就業できる企業を探してくれる
- 企業と交渉してくれる
からです。
特に3つ目の企業と交渉してくれるのは大きいです。
自分で受けるのであれば企業に質問するのは面接の場くらいしかありません。
ですが、エージェントサービスを利用することで、
エージェントが企業に気になる残業や定着率を聞いてくれるのでミスマッチを防げます。
また、直接企業に自分のことを紹介してくれる場合がありますので、普通に受けるよりも書類選考や面接が合格しやすいです。
なので応募書類を出してから企業から連絡が来ない、といった不安やストレスを抱えずにすみます。ホワイト企業に就職できる可能性も高いです。
余計な疑問やストレスを抱えることなく自分のペースで転職活動ができます。
実際に僕が使ったことのあるオススメで無料の転職サイトをお伝えします。
1つ目が、株式会社DYMです。
特徴としては、
- 20代の若者に特化している
- 書類選考なしで面接が受けられる
- 就職率が96%
といった点です。
書類選考なしで面接が受けられるのはここだけです。
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の地域に対応しているので、
こちらにお住まいの方は登録しておくのがベストです。
2つめにオススメできるのが、ウズキャリです。
10~20代の第二新卒・既卒(フリーター・ニート)に特化した就職サポート
ウズキャリの特徴としては、
- 10〜20代に特化
- 内定率86%
- 遠方でも電話面接ができる
といった点です。
東京、大阪、名古屋、福岡、沖繩にお住まいでない方でも電話面談ができるのはここだけです。
書類通過率も87%超え、厳しい調査でブラック企業も排除されているので安心して利用することができます。
エージェントサービスは登録するのに時間がかかりますが、一度登録してしまえば、好きな時間に転職活動をすることができます。
他の方法
エージェントサービス以外の方法としては、年収400万円以上は稼げる日総工産の正社員として働く方法です。

かなりの覚悟が必要になりますが、自衛官になる方法もあります。

何としても20代のうちに正社員になっておくべきです。
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