ぶっちゃけ自衛官候補生っていくら稼げるの?って話

よく自衛官候補生は任期満了金がもらえるから一般曹候補生よりも給与が多いといったようなお話を聞きますが、実際のところ自衛官候補生って給与はいいの?って話をぶっちゃけていこうと思います。

ちなみに給与の金額は2019/04/23時点のものであり、4月に陸上自衛隊に入隊した場合を仮定しています。

細かな金額については、概算となっているため多少変動する場合があります。



自衛官候補生は、入隊後にある前期教育期間(3ヶ月)を過ぎると2士の階級を与えられます。そこで正式に自衛官となります。

なので階級が与えられるまでの期間を自衛官候補生として過ごすわけです。

階級が与えられると立派な自衛官として勤務をします。

昇級するスピードを除けば、ほとんど一般曹候補生とちがいはありません。

部隊配属後の仕事においても一般曹候補生と同じです。

自衛官候補生と一般曹候補生の違い&メリットやデメリット

 

入隊から約3ヶ月

自衛官候補生として陸上自衛隊に入隊した場合、入隊してから前期教育隊が終わるまでの3ヶ月間の給与は、

  • 月給:133,500円

となっています。

そして約3ヶ月の前期教育隊を終えると、

  • 自衛官任用一時金:176,000円(2士任官の翌月に支給)

がもらえます。

この3ヶ月間のみの給与を計算すると、

3ヶ月分の月給が40万500円、これに自衛官任用一時金を足すと、57万6500円となります。

1ヶ月の平均は19万2166円です。

正直なところ、この3ヶ月間を給与だけでみると少ないと感じると思いますが、自衛官として働く場合、

  • 宿舎費は無料で、食事(月額約27,000円相当)、制服・作業服・ワイシャツ・靴
    その他の被服類、寝具等も支給又は貸与されます。

なので家賃や食費はかからないです。手取りをそのままもらうことができます。

ちなみに4月に自衛官候補生として入隊した場合、前期教育隊の間に6月を迎えることになりますが、この時点でボーナスはもらえません。

え、自衛官候補生にはボーナスないの?と思うかもしれませんが、

安心してください。自衛官候補生も賞与(ボーナス)はあります。

いつもらえるのかというと、

  • 年2回(6月、12月)※2士任官後

になります。つまり、4月に入隊した場合、2士になった冬のボーナスから支給されることになります。

そのため自衛隊では、自衛官任用一時金を出すことで少しでも頑張ってもらおうとお金を出しています。

ちなみに一般曹候補生として入隊した場合は6月にボーナスは出ますが、満額ではありません。約0.5ヶ月分(7万前後)です。

そういう意味では、最初の三ヶ月間は自衛官候補生だろうが一般曹候補生だろうがたいして給与に差がないのが実情です。

 

入隊から約3ヶ月後~

自衛官候補生は前期教育隊を終えると階級が2士となるため、ここで正式な自衛官となります。

この時点での2等陸・海・空士の給与は

  • 月給:169,900円

となっています。

階級がもらえることで月給が3万6400円も上がります。

ちなみに自衛隊は階級号棒で給与が決まるため、この時点で月給は一般曹候補生に並びます。

それから後期教育隊を終えて部隊配属になるまではこの月給で勤務をしていくことになります。

なので7月から12ヶ月までの給与をまとめると、

16万9900円が6か月分で100万1400円です。

そこに冬のボーナス2か月分として33万9800円を追加します。

すると、入隊して3ヵ月後~年末までには、134万1200円もらえます。

4月から12月の金額を合計してみると、

191万7700円になります。

ひと月あたりの平均給与は、

  • 月額:21万3077円

もらえる計算となります。

衣食住が無料であることを考えると、けっこうな金額になるのではないのでしょうか。

 

年明けの1月1日になると……

自衛官候補生として4月に入隊して年末に入り、1月1日になると、

階級が1士になります。

1士になると、

  • 月給:184,700円

になります。2士と比べても月給で14,800円のUPです。

なのでこの期間は月給18万4700円×12ヶ月+賞与4ヶ月分が給与になります。

単純に1年間の給与を計算すると、

月給221万6400円、賞与73万8800円となり、

合計:295万5200円となります。

さらに1年 後、陸・海・空士長に昇任します。

※士長の場合は月給はほとんど変わらないみたいです。

この時点で自衛官候補生としては、1年9ヶ月勤務していることになります。

これまでの給与を整理してみると、

  • 入隊してからの9ヶ月:191万7700円
  • 1士になってから1年間:295万5200円
  • 入隊後~1年9ヶ月まで:487万2900円

稼げる計算になります。

ここまでくると、あと三ヶ月勤務すれば任期満了金がもらえます。

 

1任期ごとにもらえる任期満了金

とりあえず、任期満了金がもらえる前提でさらに3ヶ月間勤務をした場合、

月給18万4700円×3ヶ月で55万4100円もらえます。

そうすると、自衛官候補生となって二年間勤務をした場合、

  • 2年間で総計:542万7000円

もらえます。

さらにこの時点で自衛官候補生には任期満了金が発生します。

任期満了金とは、

入隊後に1任期、2任期を満了するごとにもらえる手当のことで、特例退職手当とも呼ばれます。

1任期ってどれくらいの期間なの?と思うかもしれませんが、

  • 陸上自衛隊の1任期:1年9ヶ月
  • 海上・航空自衛隊の1任期:2年9ヶ月

となっています。

具体的には下記のような金額になります。

つまり、陸上自衛隊の自衛官候補生の場合、2年間の542万7000円に加えて約56万円の任期満了金がもらえることになります。

陸上自衛隊を自衛官候補生として1任期で満了する場合、

  • 2年間の給与・ボーナス総額:542万7000円
  • 任期満了金:56万円
  • 合計:598万7000円

もらえる計算になります。

そして自衛官候補生の場合、1任期を終える段階で

  • 自衛官を続ける(任期継続)
  • 民間に就職する

の選択をすることになるのですが、もしこのまま自衛官を続けたいとなった場合、2任期目を継続して続けることになります。その場合には、2任期終了時の満了金(特例退職手当)が143万円上乗せされることになります。

ちなみにこの時点で自衛官を続ける選択をしたからといって、満了金がもらえないといったことはないので安心してください。

さらに、もし就職をする場合には自衛隊が就職のサポートをしてくれます。

自衛官候補生では、お金を稼げるだけではなく、その後の就職支援もしてもらえます。

もし自衛官を生涯やっていこうと思った場合には、曹の試験も受けることができます。

 

まとめ

これまでに陸上自衛隊の自衛官候補生として1任期勤務した場合にいくらもらえるのかを計算してみたところ、

陸上自衛隊で自衛官候補生を1任期やってみた場合、約598万7000円稼げることが分かりました。

え、こんなに稼げるの?と正直疑問に思ったと思います。

もっとわかりやすく図で表してみると、下図のような金額になります。

この図でも合計約580万円となっているため、ほとんど計算は合っていると思います。

ちなみに約18万円分のズレの理由としては、着隊した初月の給与は半月分しかでないからです。

(たとえば4月1日に入隊した場合、4月18日の給与は半月分となります)

僕も初めはこの金額を見て、こんなに稼げるのか?と思いましたが、実際に計算してみたところ、稼げます。

事実です。

この金額の上に衣食住が無料なため、自衛官候補生として入隊してお金を稼ぐのは普通にアリです。

自衛官候補生として入隊するのをオススメするのは、

  1. 自衛官としてがっつりお金を稼ぎたい
  2. 自衛隊を続けるか今のところ分からない
  3. 一般曹候補生には受かる自信がない

といった場合です。

もし自衛官候補生の試験内容について知りたいって方は、

自衛隊 自衛官候補生の試験内容

を参照にしてみてください。

ちなみに給与や待遇だけを求めるなら期間工という働き方もアリです。

期間工であれば自衛隊のように規律や規則に縛られる必要もありません。個室の僚完備でもあります。

非公開: とにかく短期間でがっつりお金を稼ぎたいなら派遣やバイトなんかより期間工の方がいいよって話

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