自衛隊の一般曹候補生の英語の難易度に関しては高校卒業程度と言われていますが、
実際の問題のレベルでいえば、高校1年生から2年生くらいの範囲で普通にカバーできます。
一般曹候補生の筆記試験で英語を対策する
正直、英語となると、最短で合格するなんて可能なのだろうか?と思ったりしました。
また、僕自身英語は得意なほうだったので、そもそも勉強していた記憶がなかったです。
ですが、当然自衛隊に入隊するためにはこの英語を突破しなければならないわけですし、
英語が理由で辞退するようなことがあってはならないものです。
なので今回は、僕自身、今一度、一般曹候補生の英語の過去門を見直して、
どうすれば最短で合格できるだろうかというところを考えながらまとめてみました。
そもそも英語の難易度ってどれくらいなの?
よく一般曹候補生の試験内容としては高校卒業程度のレベルと言われています。
実際に一般曹候補生のサイトにも、
筆記試験(国語、数学、英語、作文):高等学校卒業程度
と記載されています。なので高校の英語までが試験範囲ととらえている方が多数だと思います。
しかしもう少しこの英語について詳しく知るために募集要項を見てみると、
こと英語に関しては、
英語:高校卒業程度:コミュニケーション英語
となっています。
コミュニケーション英語って何?
さて、このコミュニケーション英語と言われてピンとくる人はあまりいないとは思います。
コミュニケーション英語とは、
英語による言語活動を中心に、日常的な話題について、聞いたことや読んだことを理解し、情報や考えなど
を英語で話したり書いたりして伝える基礎的な能力
となっています。
つまり、日常範囲内での英語のやり取りのレベルです。
たとえば、動詞の現在形と過去形、名詞の単数と複数形といった基礎的な文法から、会話でのテーマを理解するといったところまでが範囲となっています。リスニングは試験内容には含まれないです。
なので大学受験やら就職の筆記試験のようにガチガチに英語を固めておく必要はないです。
7~8割は中卒レベルの英語と考えてもらって大丈夫です。
そういったわけもあって英語に関しては、中学レベルの英語を復習しておきましょう。
一般曹候補生の英語は何割で合格なのか
一般曹候補生の英語を受けるにあたって一番重要なのは、そもそも英語って何割で合格なの?ってお話です。
正直なところを述べると5~6割はあれば大丈夫です。
余裕をもって合格したいなら6割はほしいです。
5~6割としたのは、人によっては数学が得意な人もいれば、国語が得意な人もいるからです。
数学が苦手な方であれば6割はほしいです。
捨てるべき出題範囲
この最短シリーズでは、取れるべきところは確実に取って、捨てるべきところは運ゲーに任せるというのが鉄則です。
なので当然この英語に関しても捨てなければならない=勉強時間に対して得点率が低いところがあります。
捨てるべき出題範囲については、潔く捨ててください。
では、何を捨てるべきなのかと言うと、
自衛隊の一般曹候補生の英語の初めに出てくる
発音・アクセントの問題です。
A 次の問い(問1~3)において, 下線部の発音がほかの三つと異なるものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。
①helped ②laughed ③poured ④searched
といったような感じの問題です。
正直、これを確実に得点するとなると、かなり厳しいです。
よくアクセントのルールやらがあるみたいなこともありますが、すべてがこれにあてはまるわけではないので、正攻法としては常日頃から単語1つ1つをチェックしていく正確さが求められます。
なので発音・アクセントについてはコスパが悪いので捨ててください。
以上です。
え、捨てるのはこれだけ?って思った方がいらっしゃると思いますが、これだけです笑
正直、あとはなんとかなります。
できれば得点したい出題範囲
次に、できれば得点したい英語の出題範囲を紹介します。
それは文法(動詞の変化、前置詞)なんかです。
動詞の変化は speak,speaks,spokeなんかです。過去分詞は無視しておkです。
前置詞は、around the world,in front of meなんかです。
これに関しては穴埋めで出てくる問題です。
問:次の英文のうち、( )内に「in」が入るものはどれか。
(1)I waited ( ) him for a long time.
(2)John is sick ( ) bed.
(3)The hill was covered ( ) snow.
(4)I saw him ( ) my way home from school.
(5)His office opens ( ) nine o’clock.
みたいなやつです。
これに関してはシンプルに中学レベルの英語です。
知っているか知らないかの差になります。
現時点で分からなくても大丈夫です。
この問題を解くコツとしては、一つずつinを当てはめてみて、何かこの表現、言い回し知ってるな、みたいなものがあればそれを選択すれば大丈夫です。
問:AとBの関係が、CとDの関係と同じものはどれか
A | B | C | D | |
(1) | much | most | bad | worse |
(2) | music | musician | magic | magical |
(3) | write | wrote | speak | spoken |
(4) | tooth | teeth | child | children |
(5) | true | truth | happy | happily |
みたいな問題です。
これに関しては、
Aの何形がBなのかが分かればいいです。
たとえば(1)だと、mostはmuchの比較の中でも最上級になります。じゃあworseはbadの最上級になるのか?ということです。
(2)についてはシンプルに、musicはmusician(ミュージシャン)、つまり~している人になっています。なのでmagic(マジック)をする人はmagikal(マジカル)なのか?という問題です。
(3)についてもwroteはwriteの過去形ですがspokenはspeakの過去形でしょうか?ということです。
これに関しては中学校レベルの単語の変化を求められているだけです。
確実に得点しておきたいところ
ほぼ確実に得点しておきたい項目としては
会話の穴埋めと長文です。
会話に関しては、
A:Excuse me,but are you Mr.Sam
B:( ).The man standing near the window is Mr.Sam
ア:Yes,I am イ:No,I’m not ウ:No,I don’t エ:No,I don’t know
みたいな問題です。
ここはほとんど基礎的な部分です。中学レベルの文法でカバーできるので得点しておけば心強いです。
長文に関しては、比較的に短い文章の中で、この文章のテーマは何かと問われている問題です。
英語の長文を読むとめまいや吐き気をうったえる方もいますが、長文に関しては正直楽です。
よく長文がはじまると、初っ端から文章を読み始める方がいますが、こと自衛隊の英語に関しては愚作です。
読み終わっていざ選択肢を見ようとしても覚えていないのが大半です。
なので先に何を聞かれているのかを把握した上で読んでいくことが重要になってきます。
- 回答の選択肢1~4を読んで何を聞かれているのかを把握した上でテーマを掴む
- 実際に長文を読みながらここ問題で聞かれてたな、ってところがあったら都度確認する
これだけでいけます。
イメージとしては選択肢の1~4がそれぞれ正しいかどうか、正誤を判断する作業です。
この作業に切り替えるだけでも長文はグッと楽になります。
まとめ
今回は、一般曹候補生の英語についてざっくりとお話をしてきましたが、手がつけられないほど意味不明な問題は無かったのではないのでしょうか。
英語に関しては中学卒業レベルもあれば十分です。
なので高校卒業程度と言われていてもビビる必要はありません。
対策としては、中学英語の単語、変化形、前置詞、会話表現なんかが必要になってきます。
英語に関して入念な対策をするのであれば、スタディサプリを使うのもアリです。
なぜなら英語の文法や読解に関しては、独学だと復習や理解が難しい場合があるからです。
なので効率よくやっていくためには分からないところ、苦手な分野だけを勉強していくスタンスが重要になってきます。

その他の試験科目についてはこちらで解説しています。


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