今回は、無職やニート、フリーターから自衛官になれるのかについて本気で解説していきます。
結論を言うと、無職やニート、フリーターでも32歳までであれば自衛官になれます。
特に最近では、自衛官の採用年齢が32歳まで引き上げされたことや、自衛官が不足していることもあって入隊しやすい風潮が続いています。
無職やニート、フリーターから自衛官になる方法
自衛隊に入隊する際には、職歴がなくても大丈夫です。
職歴よりも、これから自衛官になって何をしたいかが重要視されます。
無職やニート、フリーターから自衛官になるメリット
改めて職歴がない第二新卒や既卒、無職やニートから自衛官になるメリットについて挙げてみると、
- 特別職国家公務員
- 夏冬のボーナス
- 定期的な昇給
と民間にはない公務員ならではの待遇があります。
また、自衛官になるのに学力はそこまでありません。
健康状態が良好であれば、公務員になれるのである種の救済措置にもなっています。
なぜそこまで言い切れるのかというと、
- 有効求人倍率は過去最大になっているにも関わらず、非正規雇用の割合は4割に近づいている。
- 募集されているのは離職率の高い介護、建設業、飲食業
となっているからです。
こうしたところで就業をするよりも、昇給やボーナス、福利厚生のきっちりしている自衛隊で働くという選択は理にかなっています。
そもそも自衛官に元ニートやフリーター、無職っているの?
よく自衛官候補生や一般曹候補生で入るには高校、あるいは大学を出てから新卒で入るのが普通みたいな風潮がありますが、これはウソです。
既卒でも余裕で入れます。
基本的に自衛隊では、これまで何をやってきたかよりもこれから何ができるか、何をしたいのか、に重点を置いています。
なので、既卒であっても気にする必要はないです。
そして自衛官に元ニートやフリーター、無職はいるのか?という疑問についてですが、
自衛官にも元ニートやフリーター、無職はいます
実際に僕が一般曹候補生としてその昔入隊した頃(4月)には、体感として
高卒:8割
大卒:1割
その他:1割
くらいでした。
高卒の人たちが8割を占めるのは、まあイメージがつくと思いますが、高校を卒業してそのまま入るって感じです。
大卒に関しては、新卒と既卒を含めた割合になります。
ちなみに大卒の中でも既卒だった人たちの中には、
会社を辞めてフリーターだった
長年フリーターとして働いている
数年ニート
だった人たちもいました。
転職って形で入隊した人はほとんどいなかったと思います。
なので大卒の人たちは既卒であっても気にする必要がありません。
ちなみに一流大卒の方も稀にいます。
その他については、高校を卒業してから正社員として働いていたり、あるいはフリーターやニート、無職だった人たちのことです。こちらも一定数はいました。
元料理人、元ホスト、元飲食関係など、ほんとうに幅広いです。
高卒でも普通に26歳くらいならざらにいます。
そんなわけもあってここ自衛隊では18歳~32歳までが集まる非常に年齢層の広い世界になっています。
ぶっちゃけ馴染めるのか問題
結論を述べてしまえば、馴染めます(笑
確かに最初は年齢差で抵抗を感じたりしてしまうかもしれませんが、
時間が経つにつれてまったく気にならなくなります。
年齢が離れていてもタメ口で話したりできるのは、自衛隊くらいなものです。
これは本当にいいところです。
変にプライドを持っていたり、自分から壁を作ったりすると馴染めないかもしれません。
ちなみに元ニートや無職であった人たちも全然馴染めます。
いま時代そんなにめずらしいことでもないので気にしなくて大丈夫です。
体力的についていけるのか問題
僕も高卒と同時に入ったわけではなかったので、ここはものすごく不安でした。
毎日走ったり腕立て伏せをすると思っていたので、ついていけなかったらどうしよう、と
考えたりもしました。
こちらも結論を述べれば、杞憂です。
基本的に20代であっても30代であっても体力的にはまだまだ伸びる時期なので
気にしないでください。
嫌でも体力は自然とついてきます。
面接では何と答えればいいのか問題
よく無職やフリーター、ニートは面接で詰むと言われたりしますが、
そんなことはありません。
基本的に面接ではいままで何をやっていたのか?といのはまず聞かれません。
理由としては、そんなものは履歴書を見ればわかるからです。
自衛官として採用されるには、家族の賛成、本人の意思、健康状態、やる気、最低限の学力なんかが重視されます。
もし聞かれたとしても、
~を勉強していたが、それを自衛隊の~で活かそうと思った。
これまで~をしていたが、初めて自衛隊の~に興味を持った。
というふうに、前向きな発言をすれば大丈夫です。
間違っても、これまでは無職でしたが、というふうに、自分からマイナスな印象を与える話し方はやめましょう。
正直、年齢・経歴は気にしなくていい
僕自身、これから自衛隊を受けようと思っているけれど、年齢や経歴で落とされるかもしれない、と不安を抱いている人たちにアドバイスをするとすれば、
とりあえず広報官に話だけでも聞いてみようってところになります。
広報官であれば、自分が抱えている不安だったり、疑問もすぐに解消してくれます。
また、一度話を聞いたからといって絶対に自衛隊を受けなければならないってことはないです。
受ける、受けないは自由です。
また、実際に自衛官になるのが決まったけど、やっていけるのか不安って方には、
はじめは大変かもしれないけど、すぐに慣れる
と伝えたいです。
確かに着隊した日、同じ部屋で寝る日なんかは大変かもしれません。
ですが、大変なのは数日だけです。
すぐに慣れます。
そして慣れてしまうと、あれ、そもそも年齢差あったっけ?って感覚になってきます。
なので心配しないでとは言えませんが、心配しすぎないようにしてください。
自衛隊1本で勝負するリスク
ただ正直なところ、無職やニート、フリーターから自衛隊を受ける場合、自衛隊1本で勝負するのにはリスクがあります。
なぜなら自衛隊は単純に学力だけで受かるところではなく、身体検査も含まれているからです。
なのでいくら自衛隊が人手不足になっているからといって100%受かるわけではありません。
また、自衛官になれたからといって必ずしも向いているとは限りません。

そういったリスクを認識しておく必要があります。
もちろん誰だってこんなリスクは背負いたくないので、方法としては自衛隊を受けつつ他の正社員求人を探すという手法を取るのがベストになります。
そうすることで万一、自衛隊がダメであっても、しっかりと他の仕事で働くことができます。精神的にもかなり楽です。
基本的に転職活動をするとなると、10代・20代であれば正社員にしましょう。

転職はエージェントサービスを使うのがベストです。
その理由としては、
- エージェントがダイレクトに企業と交渉してくれる
- 書類選考に時間がかからない
- ブラック企業を避けれる
からです。
エージェントが自分を紹介してくれる上に面接では聞けないことを質問してくれるので、企業とのミスマッチを防ぐことができます。
これから紹介する2社は僕も使ったことがありますし、どちらとも丁寧な担当者でした。
無理やり受けさせたりするようなこともありません。
また、転職する上では2、3社のエージェントを使うのがデフォであり、そうすることで比較・選別することができます。
おすすめの転職サイトとして1つ目が、株式会社DYMです。
特徴としては、
- 20代の若者に特化している
- 書類選考なしで面接が受けられる
- 就職率が96%
といった点です。
書類選考なしで面接が受けられるのはここだけです。
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の地域に対応しているので、
こちらにお住まいの方にはオススメです。
2つめにオススメできるのが、ウズキャリです。
10~20代の第二新卒・既卒(フリーター・ニート)に特化した就職サポート
ウズキャリの特徴としては、
- 10〜20代に特化
- 内定率86%
- 遠方でも電話面接ができる
といった点です。
東京、大阪、名古屋、福岡、沖繩にお住まいでない方でも電話面談ができるのはここだけです。
書類通過率も87%超え、厳しい調査でブラック企業も排除されているので安心して利用することができます。
それぞれの転職サイトにて扱っている非公開求人は異なっているので、
- DYMを利用できるならウズキャリも利用
- DYMを利用できないならウズキャリのみ利用
するスタンスが最適です。
30代の場合
30代の場合は、技能正社員として働くことをおすすめします。


自衛隊を受ける際には、リスク管理をすることで精神的にも負担が少なくなります。
ここから多くの方が自衛官になれることを祈っています。

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