自衛隊の一般幹部候補生に合格する3つの方法

今回は自衛隊の一般幹部候補生に合格する3つの方法ついて解説します。

これから一般幹部候補生を受験したい方にとっては難易度合格点を知る手がかりになりますので、ぜひ参考にしてみてください。



自衛隊の幹部候補生には、「一般幹部候補生」「歯科幹部候補生」「薬剤科幹部候補生」の3つがありますが、今回お話するのは一般幹部候補生についてです。

大学の文系および理工系から進む通常の幹部候補生コースが「一般幹部候補生」となっていますが、それ以外にも「幹部」になる方法がありますので、その方法についても解説していきます。

 

そもそも一般幹部候補生って?

一般幹部候補生は大学の文系および理工系から進む通常の幹部候補生コースのことです。

自衛官の中でも将来的に部隊の隊長クラスになる人たちのことです。

一般社会で言う課長みたいなかんじです。

おおよそ30人以上から成る部隊の指揮をとります。

採用されると陸上・海上・航空の各自衛隊曹長に任命されます。

これは本当に大きいです。

なぜかというと、たいてい一般曹候補生や自衛官候補生から自衛官になった人たちでも曹長になれるのはごく一部の方となっているからです。

定年まで勤めたとしても曹長クラスや准尉、三尉になれる方はそうそういません。

着隊と同時に曹長になれれば将来的には佐官までのぼれると思います。

幹部候補生は陸であれば福岡県にある久留米市の幹部候補生学校で教育を受けます。

だいたい10~11ヶ月くらいです。そして無事に教育を終えると、一般幹部候補生は3等陸・海・空尉(院卒者試験合格者は2等陸・海・空尉)に昇任します。

つまり、部隊配属の頃には3尉になっているということです。

これは普通に自衛官を長年やってきた人たちよりも階級が上です。

ですから着隊したと同時に、現場の曹長や士、強いては他の幹部たちとうまく連携をとっていかなければなりません。

もちろん演習や訓練の前にはミーティングに参加する立場でもあります。

人前でハキハキと話をし、仕事を進めていくリーダーシップが求められます。

その分、給与・年収に関しては一般隊員よりも高いです。

士や曹と比べても基本給が高いのは一目瞭然です。

基本給をもとに夏・冬に約4.2ヶ月以上のボーナス(賞与)をもらえるのだとすれば、

年収も高いです。将来的には大企業並みにもらえます。

ただぶっちゃけると、階級や安定のみを求めて幹部になるのはオススメできません。

よほどのやる気と意欲と自信にあふれていなければ務まりません。

身体的にも精神的にもかなりのタフさが求められます。

そのため、幹部候補生を志望する場合には自分が自衛隊でやっていけるかどうかを見極めることが重要になってきます。

自衛隊に向いている人、向いていない人についてガチで解説してみた

 

幹部候補生の試験について

まずは応募資格です。

[大卒程度試験]
22歳以上26歳未満の者(20歳以上22歳未満の者は大卒(見込含)、

修士課程修了者等(見込含)は28歳未満)
[院卒者試験]
修士課程修了者等(見込含)で、20歳以上28歳未満の者

そして気になる試験内容は

1次:筆記試験
筆記式操縦適性検査(飛行要員希望者のみ)
2次:小論文試験、口述試験、身体検査
(ただし、飛行要員希望者のみ航空身体検査を実施)

になります。

1次の試験内容は普通の公務員試験です。地方上級レベルでもカバーできます。

1次を合格するには6割以上はほしいところです。

一般幹部候補生の倍率

ですが幹部候補生の試験も、2次試験が重視されますので、身体検査と口述試験(面接)には入念な対策を行ってください。

面接や身体検査について知りたい方は、

一般曹候補生&自衛官候補生の面接に合格する3つの方法【最新版】自衛隊の身体検査に合格するための基準

を参考にしてみてください。

幹部候補生の試験はけっこう難しい試験ですので、どうしても幹部になりたい方は幹部試験のために浪人をするのではなく、一般曹候補生や自衛官候補生として入隊してから幹部候補生を受けるのもアリです。

なぜなら、一般曹候補生や自衛官候補生から入隊しても応募資格さえ満たしていれば、幹部候補生を受験することができるからです。

 

内部から幹部候補生を受けたほうがいい理由

ここだけのお話ですか、大学卒業後に一般曹候補生や自衛官候補生として入隊すると、

一般幹部候補生の受験資格が22歳以上27歳未満の者までとなります。

つまり、受験資格が1年延びます。

それだけではありません。

実際に自衛官となり、士として仕事をすることで部隊の動きを下から眺めることができるようになります。

これは非常に大きいです。

いきなりほっぽり出されて部隊の指揮を任されるよりも、数年は士として下積みをし、

その後に幹部になったほうが仕事はしやすいです。

実際に上記の方法で幹部になった人たちもけっこういます。

仕事をしているわけですから、当然その間、給料も入ります。

浪人をしてもお金は入らないので、個人的には士として自衛官をすることをオススメします。

ですから幹部候補生を目指す方は一般曹候補生や自衛官候補生を併願したほうがいいかもしれません。

そして特に2次の面接なんかでは、自衛官として受けたほうが通りやすいという噂があります。

これは士であれば他の受験生とちがって自衛官としての基礎基本が出来上がっているので評価が高いというのが根底にあります。

ちなみにこれもここだけのお話ですが、もともと配属となった部隊で幹部候補生に合格した場合、翌年から幹部候補生学校へ入校することになるのですが、そのときには部隊章が外されます。

つまり、所属していた部隊を離れてまた新たな職種・地域に配属されるようになるわけです。

元いた部隊に戻れる可能性は4割あればいいほうらしいです。

ぶっちゃけここらへんは博打になります。

なので正直今の段階では幹部候補生の試験の準備ができていないって方は一般曹候補生で入隊し、自衛官として勤務しながら勉強をしていくのがベストです。

自衛隊 一般曹候補生に最短で合格する方法

 

階級が曹になってから部内幹部試験を受けて幹部になる

もし仮に、一般曹候補生や自衛官候補生として自衛隊に入隊したのはいいけど、幹部候補生の試験に合格することができなかったって場合には、自衛隊を辞めるのではなく、曹になることをオススメします。

その理由としては、

曹になると、部内幹部の試験を受けられる

からです。

これは、幹部を目指す部内の曹を対象とした試験です。

ちなみに僕の知り合いにも、この方法で幹部になった人がいます。

なので、一般曹候補生や自衛官候補生として自衛官になったが、幹部試験に合格できなかったという場合でも、曹になれば部内幹部の試験を受けることができるので、幹部への道が閉ざされるわけではありません。

正直なところ、幹部になりたいのなら、

まずは自衛官になるのが先決

です。

 

まとめ

結局のところ、将来的に自衛隊で幹部になりたいのであれば、一般的な方法としてこの3つに絞られます。

  1. 一般幹部候補生に合格する
  2. 自衛官(一般曹候補生・自衛官候補生)になってから一般幹部候補生を受ける
  3. 階級が曹になってから部内幹部の試験を受ける

なので、もし自衛隊で幹部になって部隊の指揮をとりたいのであれば、

上記のような方法で目指していくことになります。

年齢的に受験が可能であれば一般幹部候補生を狙っていったほうがもちろんチャンスは大きいです。

her

自衛隊で幹部になる道は1つじゃない!

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