赤を身につけるとなぜモテるのか? レビュー

赤を身につけるとなぜもてるのか?の内容を要約し感想を伝えます。

赤を身につけるとなぜもてるのか? 要約

本書では、

  • 女性は赤を身につけた男性を見ると、セックスしたくなる。
  • 温かい飲み物を持つと、目の前の人を「温かい人」だと感じてしまう。
  • テスト中に赤色を見ると、成績が際立って悪くなる。

といった内容を心理学の世界で呼ばれる「身体化された認知」の観点から解説しています。

著者紹介

タルマ・ローベル (Thalma Lobel)

テルアビブ大学社会科学部心理学科教授。

テルアビブ大学では心理学校長、学生部長も務めた。

イスラエル国防軍に在籍していた18歳のとき、基地という特殊な場所で勤務し続けた経験から、「環境が人の思考や判断に与える影響」について興味を抱いた。

その後は子どもと大人の性自認や、ステレオタイプ、性格、文化が人の行動に及ぼす影響について研究をおこなっていたが、08年に「身体化された認知」を扱った論文に出会い、以後この分野は「心理学の大革命」だと考え、研究を進めている。

 

身体化された認知とは

タルマ・ローベルさんによると、私たちは五感を通じて外の世界を感じているそうです。

そして人は無意識のうちに感覚の影響を受けているとしています。

その上でタルマ・ローベルさんは、

本書では、私たちの感覚の世界を一通り案内し、感覚が思考にどう影響を及ぼしているのかを紹介したい。

人は理性的にものごとを判断しているつもりでも、実は無意識のうちに感覚の影響を受けていることがある。

時には、その感覚とまったく関係がなさそうな判断にまで影響が及ぶ。

新しい心理学によって明らかにされはじめた事実は、私たちの常識に反するものだ。

だからこそ、私はこの新しいアプローチを通じて肉体と精神の関係を再び研究したいと思うようになった。

この分野には、いまでは「身体化された認知」(embodied cognition)、という呼び名がついている。

と述べています。

つまり身体化された認知とは、

  • 一見すると関係ないと思われた環境的な要因と物理的な感覚が自分の行動にたえず影響を及す

こととなります。

 

なぜ温かいコップを持つと他人が親切に見えるのか

タルマ・ローベルさんの「身体化された認知」によると、

あなたが下してきた重要な判断は、その場の飲み物の温かさによって左右されていたそうです。

では、私たちはなぜ温かいカップを持つと他人が親切に見えるのでしょうか

結論を述べると、その理由は、

  • 私たちは物理的に温かさを感じると、対人関係で感じる温かさも増す。
  • 誰かとどのくらい親密な関係にあり、どのくらい強い絆で結ばれていると感じるのかも、温度の影響を受ける。

によるものでした。

なので大事な商談やデートがあるときには相手に温かい飲み物を飲んでもらうのがいいかもしれません。

 

赤を身につけるとなぜモテるのか?

タルマ・ローベルさんは、赤について

  • 赤色と性的欲求のつながりは、驚くほど強い。

と述べています。

では、女性が赤を身につけたら男性はどう感じるのでしょうか?

結論として、

  • 男性は赤を身につけた女性のほうが魅力的でセクシーだと感じ、セックスやデートをしたいと思い、たくさんお金を使っていいと感じる
  • その点は女性の髪の色がブロンドだろうとブルネットだろうと、服装がタートルネックだろうとジャケットだろうと、赤いのが写真の背景だろうと女性のシャツだろうと関係ない

とのことでした。

つまり、

  • どんなルックスでもセックスしたくなる

ことになります。

赤=魅力的

さらに、

  • 「赤=魅力的」は人類共通

となっているようです。

なので私たちは赤が及ぼす影響を理解した上で効果的に赤を使っていく必要があります。

赤の持つ影響力

タルマ・ローベルさんは、

私たちは、自分が色を識別できることを当たり前のように思っている。

しかし、人間の脳が色の情報を受け取れるのは、実は驚異的なことなのかもしれない。

そうした「色」の中でも「赤」はある種の連想を私たちから引き出す。

言ってみれば、赤い色が頭の中で破裂して、情熱、危険、セックス、支配性のシグナルを発するのである。

そうしたシグナルに対して、私たちは反射的に強烈な反応を示す。

このメカニズムを理解すれば、自分の反応をコントロールしやすくなるし、私たちに特定の反応を取らせることを意図した仕掛けにも気づくことができる

と述べています。

 

その他の内容

これまでに紹介したのは「身体化された認知」の中でもごく一部でしかありません。

  • 男性が赤を着るとどうなるのか?
  • 赤を着るべき日、避けるべき日
  • 政治家が赤いネクタイをする理由

などといった赤にまつわるエピソードから

  • 遠距離恋愛に成功する人の特徴
  • 会話の内容によって座る位置を変えるべき理由
  • 男女で異なる撮影のベストポジション
  • 自信を生み出す立ち方・座り方

といった日常生活で役立つ情報も盛り込まれています。

「身体化された認知」をもっと詳しく知ることで赤を効果的に使い、

魅力的な自分を演出したい、という方には一読する価値のある本です。

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効果的に赤色を使っていこう

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