ソ連の科学都市

今年の6月からはロシアでワールドカップが開かれます。

2014年にはソチオリンピックもありました。



ちょうどその頃はウクライナとクリミア半島をめぐる問題が大きく取り上げられたのは記憶にも新しいと思います。

みなさんはロシアと言われれば何をイメージしますか?

ロシア人形(マトリョーシカ)、ウォッカ、はたまたロシアの美女だったりと、人によってさまざまだと思います。

そもそもロシアと呼ばれるようになったのは1991年のソ連崩壊後のことでした。

ソ連と言われれば、冷戦のことや、宇宙飛行士のユーリイ・ガガーリンだったりと、ある意味ではロシアよりも目立つところがあったりもします。

そんなソ連には当時、科学都市というものがありました。

実はこの科学都市には、現在のロシアが目指す、あるべき姿が隠されていたのです。

科学都市

科学都市とは、旧ソ連において秘密裏に科学的研究を行うところでした。

閉鎖都市と置き換えればイメージしやすいかもしれません。

 

科学都市内には、科学者や技術者が居住していたそうです。

そして都市に入るには、厳しい検閲を乗り越える必要がありました。

そしてその検閲を行っていたのは兵士たちでした。

政府は、こういった都市の存在自体を隠蔽していたとささやかれています。

では、どうして秘密めいた科学都市をつくる必要があったのでしょうか。

その理由としては、政府は情報漏えいを恐れていたことがあげられます。

つまり、スパイ活動防止のためです。

そのため研究者たちはバリケードの向こう側、科学都市での生活を余儀なくされました。

なんだか、少しだけ可哀相に思えます。

ですが、意外なことに、彼らはソビエトの一般市民からも嫌われていました。

なぜなら彼らは国家の豊富な資金を配分されていたからです。

そういう意味では科学都市のみではなく、彼らもまた孤立していたのかもしれません。

秘密都市の廃止と現代のロシア

ソ連崩壊後にはこうした秘密都市は廃止されていきました。

科学都市の建設計画も中止されたそうです。

そしてソ連時代、はたまたロシアになってから得られた科学的な強みはなかなか利益を生んでいないそうです。

実際にソ連崩壊後、多くの国営企業が民営化されましたが、未だに官僚と起業家たちの関係はよくなっていないそうです。

起業家たちが不満に思っているのは、国による規制や恣意的な税政策です。

つまり、企業が自由に活動していくことができない環境が根底にあることがわかります。

では、そうした社会構造の中でロシアはどのように利益を上げているのでしょうか。

ロシアといえば、広大な土地と天然資源があることで有名です。

結論を述べると

ロシアは経済的には依然として石油や天然ガスなどの自国の莫大な天然資源に依存しています

これは科学的分野のみならず、情報技術の分野でも遅れをとっています。

みなさんはロシアで有名なSNSや検索エンジンをご存知ですか?

アメリカであればグーグルやフェイスブック、アマゾンなどが世界的にも有名です。

一応、ロシアにも独自のものがあります。

  1. SNSでいえば、VKontakte
  2. 検索エンジンでいえば、 yandex
  3. 通販でいえば、ozon.ru

などがあります。

これからロシアが情報分野でどのような成果をあげていくのか注目していきたいところです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です