表情分析入門 レビュー

突然ですがみなさん、普段人とお話をするときに相手のどこに注目していますか?

相手の目を見ていますか? それとも顔を見ていますか?



急に聞かれて戸惑ったかたもいらっしゃるはずです。そういえばどこを見て話していたんだろう?と。

今度は誰でもいいのでその人の顔を思い浮かべてみてください。その人は笑っていますか?

笑っていないのであればその人の笑顔をイメージしてみてください。

そして今度はその人の悲しそうな表情をイメージしてみてください。

どうですか? 少しだけその人の表情が読めたような気がしませんか。

もしこれがどんな人とでも可能でしたらどうですか?

つまり、どんな人の表情も一瞬で読めるということです。

想像してみてください

もしあなたがデートをしたときに相手は脈ありなのか、プレゼンはうまくいっているのか、その人はウソをついているのかわかったとしたら…

少しだけワクワクしませんか?

時として表情は言葉よりも多くを語ります。

表情に隠された意味をさぐってみましょう!

それでは、ポール・エクマンの『表情分析入門』を読んでみましょう。

と、その前に、表情を読むことがよくわからない方は下記の動画を視聴してみてください。

動画は海外ドラマのLie to me です。P・エクマンが主人公のモデルとなってます。


ポール・エクマン

1934年生まれ。カリフォルニア大学サンフランシスコ医学校の心理学教授。20世紀でもっとも影響力のある心理学者の一人にあげられている。世界的に著名な顔の表情や嘘つきの研究者。

1958年、アデルフィ大学で心理学の博士号を取得した後、2年間ニュージャージーのUSアカデミーで主席心理学者として仕えた。

FBIやCIAなどの政府機関の感情表現アドバイザーを頻繁に務めている。

感情をあらわす万国共通の顔の表情はあるの?

 

みなさんは顔の表情は万国共通だと思いますか?

そもそも表情にはどれくらいの種類があるのでしょう。代表するものとしては喜び、悲しみ、怒り、驚きなどがあげられると思います。

結論を述べます。

ポール・エクマンらの表情研究によると、

驚き、恐怖、嫌悪、怒り、幸福、悲しみの6種類が基本的感情の表情になるそうです。

では、それぞれの表情はいったいどんな特徴があるのでしょう。

驚き (surprise)

 

P.エクマンによると、驚き予想していない出来事と予想に反した出来事から生じるそうです。

たとえば、街でいきなり知り合いに話しかけられたり、近くで爆音がしたときのようなハッとしたときの表情です。

では具体的に驚きの表情はどのようなものなのでしょうか。

  1. 眉毛が引き上げられる
  2. 両目が大きく見開く
  3. 顎が下がって口唇が引き離される

ちょうど上の写真のようになります。1から3の番号はリンクしていますので参照してみてください。

次に恐怖を見てみましょう。

恐怖 (fear)

 

恐怖を感じるのはどんなときでしょう?

身体的な危害を察知したり、あるいは心理的に自尊心、信頼などが損傷されるときに感じられると言われています。

p.エクマンによると、恐怖にはこのような特徴があるそうです。

  1. 眉は引き上げられ、ともに引き寄せられる
  2. 上瞼が上がる
  3. 下瞼が緊張する
  4. 唇が後方に引っ張られる

続いて嫌悪に入ります。

嫌悪 (disgust)

 

みなさんはどんなときに嫌悪を感じますか?

P.エクマンによると、嫌悪とは、味、臭い、思考、光景、あるいは音や人々の行為や様子に対して不快感を覚えたときに表れる感情だそうです。

では、私たちは嫌悪を感じたときにどのような表情が顔に表れるのでしょうか。

  1. 鼻に皺ができる
  2. 上唇がもち上がる

嫌悪感は強くなれば強くなるほど、鼻の皺がはっきりしてくるそうです。

怒り (anger)

 

怒りはもっとも危険な感情だとP.エクマンは言っています。

その理由としては、怒っているときに私たちは故意に他人を傷つけやすくなるからだそうです。

そして大人は怒りの感情をいかに上手くコントロールできるかでその人の人柄かわかるそうです。

「めったに怒らない人」、「短気な人」、「冷静な人」などがあるみたいです。

そして怒りには次のような特徴があるといわれてます。

  1. 両眉は下がって引き寄せられる
  2. 眼は食い入るような形で凝視するようになる
  3. 唇は固く押し付けられる

このように怒りには3つの変化が表情として明白に表れるそうです。

幸福 (happiness)

 

幸福はこれまでに紹介した恐怖、嫌悪、怒りの否定的感情に比べると、肯定的な感情になっています。

そのため、たいていの人間は幸福の感情を一番経験したがっているそうです。

私たちは幸福になると、喜びを感じたり、笑顔になったりします。

それでは幸福の特徴をみてみましょう。

  1. 目尻に「カラスの足跡」ができる
  2. 頬がもち上げられる
  3. 下瞼の下部の皮膚は押し上げられ、眼の下に皺ができる

それでは最後に悲しみを紹介します。

悲しみ (sadness)

 

P.エクマンによると、私たちが悲しみを感じるのは喪失を感じたときだそうです。

たとえば、愛する人の死、あるいは失恋なんかもこれに該当するそうです。

 

それでは悲しみの表情を学んでみましょう。

  1. 上瞼が下がる
  2. 目がぼんやりとしている。
  3. 唇の両端は引き下げられるか、震えているように見える

 

まとめ

 

これまでに基本となる6つの感情を紹介してきました。

あなたはいくつ覚えることができましたか。

万国共通の表情は、

  1. 驚き (surprise)
  2. 恐怖 (fear)
  3. 嫌悪 (disgust)
  4. 怒り (anger)
  5. 幸福 (happiness)
  6. 悲しみ (sadness)

の6つになります。

そしてそれぞれの表情には特徴があります。

P.エクマンによると、学んだ表情を実際に鏡の前で練習してみると効果的だそうです。

そしてこれまでに紹介してきたものは表情分析入門の基本的なものばかりです。

もう少し詳しいところに入っていくと、次のようなことが学べます。

  1. 表情を間違えて読み取ってしまう理由
  2. 4つの驚きのタイプ
  3. 恐怖と驚きの混合とその違い
  4. 嫌悪と軽蔑の違いとそれぞれの特徴
  5. 嫌悪と怒りの混合
  6. 4つの幸福のタイプ
  7. 悲しみが怒りや恐怖と混ざるときの表情

実はここで紹介した6つの感情は必ずしも単独で顔に表れるわけではありません。

ときとして怒りは幸福や悲しみとも混ざりあったりします。

たとえば誕生日プレゼントでサプライズを受けると、驚きは次第に喜び(幸福)を含んでいくはずです。

このように時と場合によって表情は複雑に変化していきます。

  • 相手の表情を正確に読みたい
  • よりよい人間関係を築きたい
  • 科学的データに基づいた情報が欲しい

って方にはオススメです。

そして本書では、今回紹介したような写真が多数掲載されています。

たとえば驚きと喜びが混合した写真が載っています。

巻末には54枚もの写真が付録としてあります。

ぜひ、読んでみてください。

また、『表情分析入門』を使って微表情を学びたいって方は、

を参考にしてみてください。

 

この本の評価
読みやすさ
(5.0)
面白さ
(5.0)
デザインの美しさ
(5.0)
値段
(3.5)
コレクション性
(5.0)
総合評価
(4.5)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です