恋愛の科学 レビュー

前回は『美人の正体』で外見的魅力の高い美人がどれだけ恋愛で有利なのかが明らかになりました。

実際に美人であれば、性格も良く、頭も良い傾向があるみたいです。



そんな高嶺の花とも言える美人とは男性であれば誰もが一度はお付き合いしてみたいと思うはずです。

そしてそれと同時に美人と付き合うことなんてできないと落胆してしまうこともあります。

ですが、もし美人とお付き合いできる方法があるとすれば、あなたはどうしますか?

勘のいい人はもう察したはずです。

実はあるんです。

美人とお付き合いする方法が

そしてこの方法は美人だけではなく、すべての女性に通用します。

女性の方もモテるためのメイクの方法や魅力的に見える服の色があるので読んでみてください。

本書では男女間で愛と友情は両立するのか? といった疑問から、告白と両想いを成熟する心理学まで網羅されています。

恋愛研究の最前線を知るには最適な本です。

今回も『美人の正体』の著者でもある越智啓太さんの『恋愛の科学』を紐解いていきます。

越智啓太

法政大学文学部心理学科教授。

専門はプロファイリングや虚偽検出の犯罪捜査への心理学の応用。それと同時に恋愛や魅力に関する研究も進行中。

著書は『犯罪捜査の心理学』、『Progress&Application 犯罪心理学』など多数。

 

愛情と友情は両立するか

いきなりですが、みなさん。男女の間に友情はあると思いますか?

友達付き合いが愛に発展したり、はたまた友達は友達としてしか見れないといったような関係が私たちにはあります。いったい何が正しいのでしょうか。

結論を述べると、

愛情と友情には密接な関係があります。

これは「いっしょにいて楽しい」とか「いっしょに遊びに行きたい」と思う気持ちがいつの間にか恋愛に転化してしまう現象だそうです。そしてこの現象はけっこうあるみたいです。

そして驚いたことに、恋愛に発展するには友情だけではありません。

愛情と尊敬のあいだにも密接な関係があるようです。

具体的には「とても信頼できる人」、「人から賞賛される人」と思われることだそうです。

尊敬を得ることも恋愛には大事なようです。

愛情と友情をごっちゃにしやすいのは男か女か

では、友情から愛情へと転化しやすいのは男性と女性のどちらなのでしょうか。

この問題について初めて分析したのは、ルービン(1970)です。

彼の研究によると、女性よりも男性のほうが愛情と好意(尊敬)を混同してしまう可能性が大きいそうです。

ですが、後々日本で研究したところ、男性と女性の愛情と友情の相関係数の差は0.005しかなかったそうです。

統計的にはあまりにも小さな数字だったため、結論としては男女とも同じくらい愛情と友情をごっちゃにしやすいようです。

ラブスタイル理論

実は恋愛には6つの分類があるそうです。

この分類はヘンドリック夫妻によって行われました。

  1. エロス (情熱的、エロティックな愛)恋愛の本質をロマンスと考え、相手の外見に強く惹かれます。もっとも一目惚れをしやすいタイプです。
  2. ルダス(ゲームのように深入りしない愛)恋愛をゲームのようにとらえ、次から次へと相手を取り替えていこうとします。
  3. ストルゲ(友情のような愛)ゆっくりと時間をかけて愛をはぐくみます。幼なじみの関係や友達関係からの進展などの関係をさします。
  4. プラグマ(実用的で計算高い愛)恋愛を自分の利益を得る手段として考えます。相手とつきあうことで自分にとってどのようなメリットがあるのかを考えます。相手の学歴や職業、家柄が自分にふさわしいのかを考えるタイプです。
  5. マニア(偏執狂的な愛)情熱的で、相手に脅迫的にのめりこみます。独占欲が高く嫉妬深いです。
  6. アガペ(愛他的で惜しみなく与える愛)自己犠牲的で、自分の愛するものの幸せのためなら自分の幸せを犠牲にしてもかまわないという感情です。献身的な愛です。

こうした6つのラブスタイルは恋愛満足度がそれぞれに違うそうです。

モテるためにはどんなメイクがいいのか

メイクと魅力の関係を研究したキャッシュ(1989)によると、メイクをすることによって女性の魅力度は向上するそうです。当たり前といわれれば当たり前のような気もしますが。

ですがこのほかにも、メイクアップは他人からの魅力度を向上させるだけではなく、自分自身の顔や身体の満足度も向上させることが明らかになってます。これは化粧をすることで自信をもつことができるからです。

そして実際にメイクをすると男性に声をかけられやすくなるそうです。

では、いったい世の女性たちはどんなメイクをすればいいのでしょうか?

ナチュラルメイクとばっちりメイクはどちらが魅力的なのでしょう。

南イリノイ大学のワークマンとジョンソン(1991)の研究結果によると、

魅力度7段階のうち、すっぴんは4.5点、ナチュラルメイクは5.4点、ばっちりメイクは5,7点となりました。つまり、ナチュラルメイクとばっちりメイクにはほとんど差が見られないということです。

じゃあ、メイクの濃さはどうなの? と女性の方は思ったはずです。

エトコフら(2011)の研究によると、魅力度は化粧が濃くなるにつれて増加しました。

しかしその一方で化粧を濃くすると、好感度と信頼性がわずかに減少してしまう傾向にあるようです。

では、日本ではどうでしょうか?

結論を述べると、日本ではばっちりメイクよりもナチュラルメイクのほうが社会的魅力、プライベート的魅力ともに高く評価されました。

なんとなくですが、日本の女優にはナチュラルメイクが多いような気がしませんか?

愛の吊り橋効果は本当に使えるのか

恋愛テクニックの本やテレビ番組ではよく「愛の吊り橋効果」が紹介されていますが、みなさんは効果があると思いますか?

そもそも「愛の吊り橋効果」とは、お化け屋敷や高い橋を渡るときのようなドキドキハラハラするような状況におかれると、そのときの感情がいっしょにいる人の魅力だと勘違いしてしまうことによって起こるものだと考えられています。つまり、その人といっしょにいるからドキドキしているんだ、と思ってしまうのです。

その結果は次のようなものでした。

美しくないと愛の吊り橋効果は逆効果になる。

美しい女性に対しては「愛の吊り橋効果」が発生し、その魅力度は高まるのですが、美しくない女性の場合はこの効果がなかったそうです。そしてそれどころか、美しくない場合には魅力度が低下してしまうそうです。

ドキドキハラハラによって魅力度を高めたいのであればサスペンス映画をみましょう

その理由としては、サスペンス映画によるドキドキハラハラや不安の喚起は、「相手とよりいっしょにいたい」という親和的な動機を促進するからだそうです。

つまり、デートで映画をみるときにはサスペンスものにしておきましょう。

≪まとめ≫

  • 友情や尊敬は恋愛に発展する可能性がある。
  • 男女とも同じくらい愛情と友情をごっちゃにしやすい。
  • 恋愛にはエロス、ルダス、ストルゲ、プラグマ、マニア、アガペの6種類がある
  • 日本人女性はナチュラルメイクがオススメ
  • 愛の吊り橋効果は美人でなければ効果は期待できない。
  • ドキドキハラハラで魅力を高めたいのであればサスペンス映画をみる。

本書ではその他にもあなたの面食い偏差値はいくつ?といった心理尺度から

  • 現代の大学生における愛のパターン
  • 赤い服を着ると女性がより魅力的になる理由
  • ひと目ぼれで運命の人は見つかるのか
  • 「ビビビ婚」はうまくいくのか。
  • ラブソングは恋をうながすのか
  • みんなはどのくらい告白し、どのくらい成功しているのか
  • 出会ってからどのくらいで告白すれば成功確率が上がるのか
  • 2人の関係がどこまでになったら告白するべきなのか
  • 告白は何時にすれば成功する?

などなど、出会ってから付き合うまでの情報が盛り込まれています。

好きな人とつきあいたい

異性にモテたい

だけど、フラれたくない

そう思っている方は、ぜひ読んでみてください。

科学的根拠に基づいているので、そこら辺の恋愛教材よりも役に立ちます。

もしよければ前回の記事も読んでみてください。

・美人の正体/越智啓太

この本の評価
読みやすさ
(4.5)
面白さ
(5.0)
デザインの美しさ
(4.0)
値段
(3.0)
コレクション性
(3.0)
総合評価
(4.5)

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